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「立つ鳥跡を濁さず」はどんなことわざ?言葉の意味、由来、使い方を解説

2024.04.11

「立つ鳥跡を濁さず」の対義語

立つ鳥跡を残さずの理解を深めるためには、類義語だけでなく対義語も知っておくことが必要だ。以下では、代表的な3つの類義語を解説していく。

■あとは野となれ山となれ

「あとは野となれ山となれ」とは、目先のことさえ済めば、あとはどうなっても構わないという意味を持つことわざだ。去った後のことを顧みないと直訳でき、去った後のことを考え行動する立つ鳥跡を濁さずとは正反対の表現と分かるだろう。

■旅の恥は掻き捨て

「旅の恥は掻き捨て」とは、旅先には知り合いがいないから、恥をかくような行動もしてしまうという意味だ。気持ちが大きくなりタガが外れてしまうことを表すとともに、いくら旅先でもどんな振る舞いをしても良いわけではないと戒めることわざでもある。

■後足で砂をかける

「後足で砂をかける」とは、恩に報いないだけでなく、去り際にさらなる迷惑をかけることを表すことわざである。恩義を大切にし行動する立つ鳥跡を濁さずとは反対の意味であるうえ、まさに迷惑行為のたとえである。

退職時の戒めにすべし「立つ鳥跡を濁さず」

「立つ鳥跡を濁さず」の意味は、先述の通り、去り際は後に見苦しさが残らないよう、きちんと整えておくべきだということである。

水鳥の飛び立ち際に由来していることわざだが、ぜひ退職時や旅先、恋愛における戒めとして覚えておきたい。正しい使い方を習得すれば、類義語や反対の意味を指す対義語も使いこなせるようになるだろう。

文/shiro

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