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IT業界、人事、ゴルフ、使用シーンによって異なる「リプレイス」の意味

2024.05.13

「リプレイス」という言葉を見聞きしたことはあるだろうか。リプレイスは置き換えるといったニュアンスで使われる言葉で、シーンによって具体的な意味合いが異なるため注意が必要だ。

本記事では、場面ごとのリプレイスの意味や、IT業界におけるリプレイスについて詳しく紹介する。リプレイスを行うべき状況についても解説するので、自社でリプレイスを検討している場合はぜひ参照してほしい。

リプレイスとは

リプレイスという言葉を見聞きしたことはあるものの、具体的な意味や会話での使い方がわからない方も少なくないだろう。まずは、リプレイスの意味やシーンごとのニュアンスの違いを確認しよう。

■リプレイスの意味

リプレイスは英語の「replace」に由来する言葉で「置き換える」「取って代わる」といった意味を持つ。「リプレース」と表記されることもあるが、カタカナでの表記が異なるだけで基本的に語意は変わらない。

使われるシーンによって具体的な意味が異なるため、以下でシーンごとのニュアンスの違いを確認してほしい。

IT業界におけるリプレイス

IT業界におけるリプレイスは、システムやソフトウェアなどを新しいものに入れ替える意味で使われる。システムの老朽化や端末エラーが頻発する場合にリプレイスを行うことが多いだろう。

ゴルフにおけるリプレイス

「リプレース」と表記されることが多いが、リプレイスはゴルフ用語としても使われる。ゴルフにおけるリプレースは、ボールを元の場所に戻すことを指す。ボールを誤って動かしてしまった場合などに、リプレースを行うことになる。英単語「replace」には「元の所に置く」の意味もあるため、こちらのニュアンスが強く表れている言葉だ。

人事におけるリプレイス

リプレイスは人事でも使われ、「後任になる」という意味を持つ。こちらも基本的には「取って代わる」の意味が基礎となり、前任者から後任者に取って代わるといった意味を持つようになった。

■リプレイスとマイグレーションとの違い

IT業界で使われるリプレイスと類似した言葉としては、マイグレーションが挙げられる。マイグレーションは英単語「migration」に由来し、「移住」「移転」と和訳される言葉。

リプレイスが「交換する」というニュアンスで使われるのに対し、マイグレーションはより抜本的な変化を表す。リプレイスはシステムや機器を新調する、マイグレーションは基幹システムの変更やOSの移行など、根本的な変化を行うイメージだ。

IT関連のリプレイス方式

IT関連のリプレイスには複数の方法がある。ここでは、代表的なリプレイス方法を4つご紹介しよう。

■一括移行方式

一括移行方式は、システムを一括でリプレイスする方式。他の方式と比べて単純なフローでリプレイスを行えるため、作業コストが削減できるのがメリット。

対して、リプレイス実施時にはシステムをすべて停止する必要があるため、常時稼働しているシステムでは採用しづらい方式だ。

■段階移行方式

段階移行方式は一括で入れ替えを行わず、段階に分けてリプレイスしていく方式。部分的にリプレイスするためすべてのシステムを停止することがなく、不具合が発生した原因を特定しやすいのがメリット。

しかし、リプレイス前と後のシステム相性などを都度チェックしつつ作業を進めることになるため、リプレイスにかかる作業コストが多く発生するのがデメリットだ。

■並行移行方式

並行移行方式は、旧システムと新システムを同時に稼働させ、検証を行いつつ徐々にリプレイスしていく方式。リプレイスの際にシステムを停止する必要がなく、問題が発生したときもすぐに旧システムに戻せる点がメリット。

ただし、2つのシステムを稼働させることによるコストが多くなるデメリットが存在する。

■パイロット方式

パイロット方式は、小さい範囲からリプレイスを行い、問題がないことを確認してから全体のリプレイスを行う方式。由来となっている英単語「pilot」には「試験的な」という意味がある。

小さい範囲で試験的にリプレイスを行って、問題がないことを確認してから全体のリプレイスを行えるのがメリット。対して、リプレイスが複数回になり手間がかかる点、小さい範囲では発生しなかった問題が全体のリプレイスで発生する可能性がある点には注意が必要だ。

IT関連のリプレイスを行うべき状況

ここからは、IT関連のリプレイスを行うべき状況を紹介する。以下に当てはまる場合は、リプレイスを検討するタイミングといえる。

■システムが古くなっている

リプレイスを行うべき状況としてまず挙げられるのは、システムが古くなっているケース。IT業界ではソフトウェア、ハードウェアともに新技術が速いペースで登場することに加え、同じ機器を使い続けると処理能力が落ちることもある。

このような状態は組織の生産性低下やセキュリティ面での不安につながるため、リプレイスを検討すべきタイミングといえる。

■システムを扱える人材がいない

システムを扱える人材がいない状況も、リプレイスを行うべきタイミングだ。システムを長年使っていると、さまざまな機能が追加されて操作が複雑になっている場合がある。一部の従業員しか取り扱い方法がわからず、最悪の場合にはブラックボックス化してしまうこともあるだろう。

このような場合はリプレイスを行い、多くの従業員が使いやすいシステムに入れ替えることを検討しよう。

■革新的な技術の登場

革新的な技術の登場も、リプレイスを行う契機となるだろう。近年は企業のDX化も推進されており、新技術は積極的に取り入れられている。

AIやIoTといった革新的な技術を導入するには、旧システムでは対応できないこともある。新技術への対応を行いたい場合も、リプレイスを行うべきタイミングといえるだろう。

※情報は万全を期していますが、正確性を保証するものではありません。

文/編集部

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