「不躾」と反対の意味を持つ言葉をご紹介
「不躾」とは反対の意味の言葉として、次のものが挙げられます。
・慇懃(いんぎん)
・礼儀正しい
・丁寧
それぞれの意味と使い方を例文をとおしてご紹介します。
■慇懃(いんぎん)
慇懃(いんぎん)とは、真心がこもって丁寧なことです。
・彼は慇懃な挨拶をした。
・慇懃な口調でお礼を述べた。
参考:デジタル大辞泉
「慇懃無礼」という言葉をご存知だろうか。これは「丁寧過ぎてかえって無礼なこと」を指す四字熟語で、意外と複雑な言葉の成り立ちがある。 本記事では、慇懃無礼の正しい...
■礼儀正しい
礼儀正しいとは、礼儀をわきまえている様子です。
・彼女の言葉はいつでも礼儀正しい。
・彼の子どもは礼儀正しく、素晴らしい。
参考:デジタル大辞泉
■丁寧
丁寧とは、言動が礼儀正しく、配慮が行き届いている様子です。
・言葉遣いが丁寧だ。
・丁寧な包装の箱を受け取った。
参考:デジタル大辞泉
適切な場面で「不躾ながら」を使おう
「不躾ながら」と前置きしてから話すことで、相手に対する非礼をあらかじめ詫びられます。ビジネスシーンで用いられることも多いため、状況に応じて使いましょう。
しかし、多用すると、「不躾とわかっていて何度も言っているの?」と相手に不快感を与えかねません。ここぞという場面で使うようにしてください。
構成/林 泉