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EC決済はどこへ向かう?顧客を逃がさない決済代行サービスの条件

2024.03.26

強い決済代行サービス3つの条件

[条件その1]幅広い決済方法を備えていること

「まずECサイトで、ユーザーが商品を購入する際に利用する、決済システムの重要性ですが、文頭でも決済がスムーズに行かないと実際の購買に繋がらないというデータが紹介されていました。そこで実際、幅広い決済方法を用意することで、ユーザーの離脱、いわゆる“カゴ落ち”を防ぐことができます。

なぜ私どもが幅広い決済方法を提供することになったかという点には歴史と理由があります。2016年、日本国内向けに海外のゲームを販売する計画でした。しかし、日本でのゲーム販売を成功させるには、日本の決済の障壁をクリアしなければなりません。

この経験を基に、KOMOJUは研究を重ね、日本のみならず世界中のお客様に世界中の決済方法を提供することを可能としました。世界中の決済方法を取り扱い、70以上のパートナーと、数万もの加盟店に導入していただきグローバル決済に対応しています」と、幅広い決済方法方が第一条件であると解説してくれた。

[条件その2]安心&安全面に注力していること

ECサイト上での決済で最も心配なのが、クレジットカード情報など個人情報の漏洩リスクなど、セキュリティ面での問題をいかにクリアしているか、という点である。「KOMOJUの決済サービスは世界基準のセキュリティ体制を整えています」と鍛廣和紀氏は自信を持っているが、EC事業者側のセキュリティ対策には特に配慮している。

「実際のEC事業者側が採用する決済システムでは主に4種類の接続方法があります。それぞれの接続方式には特徴があり、自社ECサイトに適した接続方式を選ぶことが求められます。

その中でもリンク型(Hosted Page)、トークン型(Hosted Fields)、API型以外、クレジットカード情報を事業者側が保持しない仕組みのため、安心して運営できます。一方、API型は自社ECサイト内で決済情報を取得して決済代行会社へ送信するため、大量の個人情報を保持することになります。

セキュリティ面で不安を感じる場合は、個人情報を保持しない接続方式を選ぶことで、不安感を解消することが可能です」と言う。ECの巨大企業から、急成長中の新しいオンラインストア、推し活の小さなファンサイトまで、あらゆる組織に対応できる点も、顧客を逃がさない決済の条件となっていた。

[条件その3]固定費や手数料が自社に合っていること

決済代行を選択する時、事業者が最も気にする点のひとつが、決済代行費用のこと。定額方式を採用しても、費用を回収できるのか。実際にECサイトを立ち上げて、どれだけ顧客を獲得できるか、わからない新規企業も多い。

「KOMOJUでは一般的な決済代行サービスとは異なり、固定費はいっさいいただきません」と鍛廣和紀氏は言う。「初期・月額料金ゼロで、実際に決済が発生した時、すなわちモノが売れた時にその手数料を頂く仕組みです。

その手数料ですが、Shopify連携で3.6~3.85%となっています。これは他社平均が3.4%程度なので、KOMOJUの初期費用、月額費用ゼロ、クレカ導入費用ゼロという点を勘案しますと、かなり低い数字となっていると思います。

またお客様からは入金が早い点も好評で、無料で週次、月次入金から選択できるため、早いサイクルで売り上げを計上できます」としている。ECを始めたばかりの事業者にとっては嬉しいサービスのひとつとなっている。

EC決済の未来は「使いやすさ」と「便利さ」

「決済代行の条件としていろいろあげましたが、私どもはサポートチームが常に常駐しており、何かトラブルがあった時に備えています。特に規模の大きな事業者には、専用のデベロッパーを配置して、接続サポートもしています。

また、KOMOJUを選んでいただける理由の一つにあげられるのは、システムの使いやすさです。決済がスムーズで、誰でも使いやすいと言われるよう、日々更新を続けており、課題に対しては毎日即時に改善する仕組みになっています。

社員の大半は開発者で開発は内製のため、使いやすさという点では、自信を持っています。

お客様に多様な決済方法を提供することで、コンバージョン率は高まり、より健全な経営ができるようになるでしょう。特にクレジットカード決済は、日本のオンライン決済の中で、66.1%(総務省『平成29年通信利用動向調査(世帯編)』)と一番高い利用率になっています。EC事業者にとって、導入が欠かせないものとなっています。

そうした経営の基盤を担っている面からしても、私どもが日本に経営基盤をもつ企業である点は、大きいと思います。持続性は今後も配慮される条件となるでしょう」と教えてくれた。

株式会社DEGICA・COO(最高執行責任者)鍛廣和紀氏

鍛廣和紀(カジヒロ カズノリ)
2006年富士ソフト株式会社入社。その後、メンバーズ株式会社でプログラマーとして自社開発ウェブサービスの開発に携わる。2014年にDEGICAに入社。セキュリティおよびインフラストラクチャ担当VP、プロダクト担当VPを経て、2021年より現職。

https://ja.komoju.com/

41 Cart Abandonment Rate Statistics

文/柿川鮎子

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