わんこと楽しめるクラフト体験も
この施設にはレストランだけでなく、さまざまなクラフト体験ができるコーナーが充実している。とんぼ玉作りや火吹きガラス体験、タイル工芸など選択肢が多く、愛犬の似顔絵を描いてもらったり、愛犬の肉球スタンプを陶器にできたりと、わんこといっしょに楽しめるメニューもある。
▲手びねり陶芸は、サイズによって価格が異なる。右端は、人気の肉球スタンププレート
わんことのチームワークが試される!肉球スタンププレート作り体験
「せっかくの機会なので、肉球プレートを作ってみたい」という参加者の方がいたので、見学させてもらった。
スタッフがこねてくれた成形し、鹿のなめし皮に水をつけて表面をなめらかにしていく。パパの手元を真剣に見ているわんこが可愛い。
一番の難関は、わんこの手を抑えてスタンプの型をとるステップ。「心を鬼にして、ぐっと押し込んでください」とスタッフが言うも、やはり鬼にはなれず、失敗…。
ここで奥様が機転をきかせ、大好きなおやつで気をそらし、その間に旦那様が前足を押す連携プレーが成功。まさに、家族のチームワークで完成した。
愛犬の名前をスタンプして、完成。これを乾燥させ、肉球部分に釉薬をかけて火入れし、約2か月後に自宅まで発送してくれる。体験したご夫婦は、「いい記念になった」と喜んでいた。
クラフト体験と食事でちょうど2時間くらいだが、クラフト体験に興味がない参加者は、あたりを散策していたという。「富士山が間近に見えて、山中湖がきれいで、最高の散歩コースでした」とのこと。
ここにもドッグランが併設されているので、わんちゃんと最後のひと遊びした後、16時に出発。一路、新宿駅へ。さすがに帰路は参加者のほとんどが爆睡。それを見越してか車内のライトを落として暗くしてくれている。こうやって寝て帰れるのが、マイカーではなくバスツアーのいいところだろう。
熟睡しているうちに、18時過ぎに新宿に着いて解散。参加者は大満足の表情で「次は〇〇ツアーを企画して」などとリクエストも出ていた。
B.I.G社長の萩原正規氏によると、「日帰りだけではなく、宿泊が可能なツアーを希望される方も多い。現状は都内発のツアーのみだが、地方や全国各地から都内へのツアー等の開催を希望されるお声もいただいていて、検討中だ」とのこと。ちなみにGWには、今回取材した「山梨いちご狩りツアー」のほか「ムーミンバレーパーク ツアー」「箱根・芦ノ湖遊覧船ツアー」「ひたち海浜公園・那珂湊おさかな市場」ツアーなどの開催も予定されている。
取材・文/桑原恵美子