BPMの実施によるデメリットと注意点
BPMの実施に際し、知っておきたいデメリットがあります。どのような点に注意したらよいのか紹介します。実施するときには、注意点を意識しながら進めましょう。
■担当社員に負担がかかる
業務を担当している社員に、一時的に大きな負担がかかってしまうのがデメリットです。BPMは、さまざまな業務における手順など、情報を洗い出し整理する必要があります。
その他にも、問題や課題を見つけ出す作業、保存・管理する作業などもあります。他の社員に確認しながら進める必要もあるでしょう。そのため、一時的ではありますが、担当社員の負担が増す恐れがあります。
実施する際は、業務負荷にならないように考慮する必要があります。一気に進めようとせず、業務ごとに分けるなどして、段階的に取り入れましょう。
■社員からの理解を得る
BPMを実施する際は、社員からの理解を得る必要があります。業務の洗い出しや変更された業務プロセスへの適応や検証などは、現場の社員が行なう必要があるため、連携が欠かせません。
実施する目的やメリットを説明し、理解を得ることが大切です。新しいツールを使う場合には、使い方などの教育も必要です。理解や教育が不十分のまま進めてしまうと、混乱が生じトラブルにつながる恐れもあります。
社員に対して定期的に説明会を開くなど、スムーズに進められるように努めましょう。
BPMで業務の効率化が可能
急速に変化する業務環境などに対応するために、継続的な業務管理手法である『BPM』が注目されています。業務プロセスの標準化や迅速な問題の発見・解決など、多くのメリットがある一方で、担当社員の負担になるなどのデメリットもあります。
また、BPMを取り入れる際は、社員からの理解を得ることや、十分な教育を提供することが必要不可欠です。社員の過度な負担にならないように、段階的に導入するなどして、業務の効率化を図りましょう。
構成/編集部