ビジネスで必要とされる「俯瞰力」とは?
ビジネスシーンでは、広い視野で物事を捉える『俯瞰力』が求められます。ビジネスパーソンにとって、俯瞰力が必要なのはなぜでしょうか?
■課題解決に必要とされる
ビジネスは、課題解決の連続です。俯瞰力がある人は、自分が置かれた立場や現状をより高い位置から眺められます。多くの情報や気付きを得られるため、大局的で迅速な判断ができるでしょう。
逆に、近視眼的な見方をする人は、狭い視野でしか物事を捉えられず、課題や問題の本質になかなか気付けません。
特に、人の上に立つリーダーは、今後の戦略を立てたり、ステークホルダーとの関係性を調整したりする役目を担うため、俯瞰力が不可欠です。
■俯瞰力の鍛え方
普段から想像力を働かせることで、徐々に俯瞰力も鍛えられます。例えば、課題や問題に直面した際は、「もし自分が〇〇だったらどうするか」を想像しましょう。
上司や先輩など、他人の立場や視点で考えることで、視野がグッと広がります。慣れてきたら、階層を上げ、「自分が会社経営者だったら何をするか」「業界のトップだったらどう判断するか」を想像します。
また、俯瞰力が欠如している人は、主観が強く、自分の感情に浸りやすい傾向があるようです。できるだけ自分の思考や行動を客観視するように努めましょう。
俯瞰するための力を磨いてみよう
俯瞰とは、高い場所から下の方を見ることを意味しますが、ビジネスシーンでは、視座を上げて物事を広く見渡すことを指します。ビジネスパーソンとして、用語の使い方や類語、反対語を覚えておきましょう。
俯瞰力は、全ての社会人にとって必要とされるスキルです。ビジネスでは、全体最適が求められるため、常にチームの中での自分の立ち位置を意識しながら、業務を進めなければなりません。俯瞰力が欠けていると感じる人は、日常的に自分を客観視して鍛えましょう。
構成/編集部