様々あるフリーランスの職種の中で、直近1年においてもっとも年収/時給がアップしたものとはいったい何だろうか?
フリーランス・複業・副業の求人マッチングサービス「SOKUDAN(ソクダン)」を運営するCAMELORSはこのほど、「【2024最新】単価上昇中のフリーランス職種ランキング」について調査し、その結果を発表した。
本稿では、フリーランス・副業案件の職種別平均年収・時給についての調査の一環として、SOKUDANに掲載されているフリーランス・副業案件のうち、直近1年(2023年)の年収・時給単価が(2022年と比較して)増加した職種をランキング形式にて紹介していく。
年収が増加したフリーランス職種ランキング
年収が増加したフリーランス職種ランキングでは、1位が「インフラエンジニア」で増加額が+131万円と唯一、100万円の大台を超えた。以降、2位「カスタマーサクセス」(+99万円)、3位「プロジェクトマネージャー」(+51万円)、4位「iOS/Androidエンジニア」(+38万円)、5位「事業企画」(+37万円)と続いた。
上位3職種の年収は50万円を超える増加となり、増加した7職種の平均年収は880万円となった。
なお、時給が増加したフリーランス職種ランキングは以下の結果となった。
2024年のフリーランス市場は、デジタル化とテクノロジーの進展の影響を受けて、多様な職種において単価の変動が見られる。
インフラエンジニアやデータサイエンティストのようなテクノロジー関連職種では、専門性と技術力の高さが評価され、市場での需要が増加している。これらの職種では、セキュリティやデータ分析、クラウドサービス管理などの専門スキルが特に重視されており、それが単価の上昇につながっている。
一方で、カスタマーサクセスや事業企画のようなビジネス関連職種も、顧客のニーズを深く理解し、戦略的な思考で新しい価値を生み出す能力が高く評価されている。これらの職種では、市場の動向を正確に捉え、企業の成長を支援するためのスキルが求められている。
また、エグゼクティブ/コンサルのような経営層向けの職種も、企業の方向性を定め、ビジネス成果を導く重要な役割を担っている。彼らの戦略的な意思決定や問題解決能力は、今後も引き続き市場で高く評価されることが予想される。
<調査概要>
調査対象:SOKUDANに掲載された求人案件(一部抜粋)の単価と稼働時間から平均時給を計算し、その平均時給から1日8時間、月21日稼働で想定月収と想定年収を試算した。
対象期間:
2023年1月1月ー2024年1月2日(直近1年)
2022年1月1日ー2022年1月31日(比較対象の期間)
対象案件数:
2,655件 ※一部抜粋
出典元:SOKUDAN Magazine
構成/こじへい