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50周年を迎えたイオンのPB「トップバリュ」がZ世代向け商品を強化する理由

2024.03.17

新感覚ノンアルコールカクテルで、M・Z世代の客数が2.6倍に

近年は酒を積極的に飲まなかったり、タイパ、コスパの観点からポジティブに「あえて飲まない」ことを選択したりする“ソバーキュリアス”という新たなライフスタイルが若年層を中心に広がっている。そこでイオンは2023年9月、ノンアルコールカクテルシリーズ「クラフテル」第1弾として、「香飲(香りを楽しむノンアルコールドリンク)」を世界に提案しているスペシャリスト集団「香飲家」の監修による「19 Nineteen」シリーズ(「クラフトコーラ By19 Nineteen」「クラフトジンジャーエール By19 Nineteen」)を発売。斬新なフレーバーが若い世代に好評で、「想像を超えた味」「クセになる味」といった声が寄せられたという。

11月28日にはシリーズ第2弾として「身勝手 レモンコーラ」「天邪鬼(あまのじゃく) ゆずジンジャーエール」「思わせぶり ビターレモンスカッシュ」といったユニークなネーミングとフレーバーの7品目を発売した。独自調査によると、同シリーズの目的買いにより、「まいばすけっと」では262.7%もM・Z世代の客数が増えたという。

2023年11月28日に発売された「クラフテル」第2弾7品。左から「身勝手 レモンコーラ」「天邪鬼(あまのじゃく) ゆずジンジャーエール」「思わせぶり ビターレモンスカッシュ」「飄々(ひょうひょう) Wシトラスエード」「謎めき グレナデン(ザクロ)グレープフルーツティー」「曖昧 アールグレイレモネード」「気だるげ マンゴーエード」

日常シーンを表現した“シチュエーションドリンク”とは

この結果に自信を得て、2024年月3月26日には、日常の様々なシーンの「雰囲気」や「香り」、「温度感」などのイメージをフレーバーに落とし込んだという“シチュエーションドリンク”「トップバリュ クラフテル BAR-ish(バーリッシュ)」8品目を発売。各フレーバーのレシピは、ローアルコールとノンアルコールに特化した日本初のバー「LOW-NON-BAR(ローノンバー) 」監修のもと作り上げているという。

例えば「Hanami」(花見)というフレーバーは、「満開の桜を見上げる瞬間の幻想的でちょっと切ないイメージ」を、桜の香りとライムの酸味で表現。「Campfire」(キャンプファイヤー)は、星空の下、焚き火をするような心温まる味わいを、ほうじ茶にアップルの甘みとジンジャーの刺激で表現。「Anniversaries」(記念日)は、みかんとレモンのフレッシュな香りにバニラの香り、セージの刺激的な香りによるユニークな華やかさで、忘れたくない日の乾杯にぴったりだという。

実際に飲んでみたが、いずれも清涼飲料水でありながらバーで味わう本格的なカクテルに通じる複雑な味わいで、なるほど若い層に受けそうだと感じた。

▲2024年3月26日に全国の「イオン」「イオンスタイル」など、合計約1,700店で8品目が新発売された「トップバリュ クラフテル BAR-ish」

情緒的な価値も提供できる「おやつ」37種類を発売

2024年3月19日より全国4800店舗で、グミや干し梅、チョコ、野菜チップスなど、持ち運びしやすい大きさのお菓子シリーズ「トップバリュ トキメクおやつ部」シリーズ37種類を発売。「もうあとひと踏ん張り!」というときに背中を押してくれるような、ハードな弾力と食感が特長のエナジードリンク味の「がんばる戦士グミ」など、「情緒的な価値も提供できるおやつ」(土屋代表)を展開していくという。

▲「ラムネもち&メロンソーダもち」「チョコようかん」「野菜チップス」「グミ」など持ち運びしやすい大きさのお菓子シリーズ「トップバリュ トキメクおやつ部」シリーズ37種類を発売

▲(左)1袋あたり36mgのカフェインを配合した、ハードな弾力食感が特長のエナジードリンク味のグミ「がんばる戦士グミ」(右)カカオ感が強く、スイート感のあるチョコレートを練りこんだ、新感覚のようかん「漆黒のYOUKAN チョコ味」

同シリーズ開発は、“ヘルシーをもっとカジュアルにする”をテーマに2023年6月から販売しているナッツの新製品「Nuts & Joy」シリーズが好評だったことに起因している。今までにない新しい味付けが受け、リピート率が非常に高く、同商品の目的買いにより、イオンリテールで113.6%もM・Z世代の客数が増加しているという。

「これまで、多くの学生とディスカッションを繰り返して商品開発をしてきて、若い世代向けの商品開発の力がついてきた成果。PBだからできる冒険をこれからも続けたい」(土屋代表)

取材・文/桑原恵美子

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