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ケーブル、ストラップ、針金ハンガー、ワイヤーなど、整理しづらい細長いモノを、すっきりまとめるのに便利な「結束バンド」。
これは、ナイロン製のひも状のもので、片方の端の穴にもう片方の先端を差して輪にすることで、何本もの細長いモノをひとつに束ねられるという仕組み。100円ショップのダイソーでは種類も豊富に揃っており、実際に購入して使い勝手を確認してみた。
コスパ最強の「結束バンド」
純粋に入っている本数が一番多いという意味で、コスパに優れているのが、こちら。
商品名が単に「結束バンド」なので、他と区別するため便宜的に“品名が白地に黒字シリーズ”と呼ぼう。商品のバリエーションは、長さが7cm、10cm、15cm、20cm、25cm、30cmの6種類あり、それぞれ白・黒がある。本数は、長いものほど少なくなる。一番短い7cmのものは170本も入っている。長さを測ってみると、なぜか表記サイズよりも少し長い(「7cm」は実際は8cmある)。
■「結束バンド」を選ぶ際、使う際の注意点
色は好みで選べばいいが、使用前の注意点が3つある。まず、どの長さを選ぶか。ポイントは、輪にした際の直径だ。長さが7cmだと、輪の直径は1cmにしかならない。これでは、何本もの太いものは束ねられない。買い物に出かける前に、束ねたいものを輪ゴムで仮結束して、トータルの太さを定規で測っておこう。その直径で、買うべき長さも決まってくる。
7cmの「結束バンド」でケーブルを束ねたところ
2つめの注意点は、「使用中」の電源ケーブルを束ねるのはNGであること。パッケージには、「発熱の恐れがありますのでご使用しないでください」と明記されている。
3つめの注意点は、一度結束したらゆるめたり、外したりができないこと。外す場合は、ハサミやニッパーで切断し、そのまま使い捨てとなる。また、素材のナイロンは、紫外線や乾燥で劣化していくので、永久に使えるわけでもない。それでも、110円で結構な本数が入っているので、コスパは抜群だ。
ちなみに、少しややこしくなるが、本数が少ない「結束バンド」も販売されている。
見た比較では、“品名が白地に黒字シリーズ”とまったく同じだが、実測の長さは表記と同一だ(「7cm」は実際にも7cm)。違いは、商品本体でなく、パッケージがジッパー付きであることくらい。インフレに合わせ、本数と長さを切り詰めたリニューアル商品なのかもしれない。
■商品詳細
商品名:結束バンド
価格:110円
原産国:中国
材質:ナイロン
商品サイズ:7cm、10cm、15cm、20cm、25cm、30cm
種類:長さに応じて5種類、色は白・黒の2種類
商品ページ(白、7cm、170本):https://jp.daisonet.com/products/4549131456318
厳しい温度環境でも使える「結束バンド(耐侯・耐熱タイプ)」
こちらは、冷凍庫や屋外でも使用できる性能強化版で、「-30℃~100℃」の範囲内で強度を保つ。紫外線については何も書かれていないが、ナイロンの性質上、日なたでは劣化しやすい可能性はある。7cmのものは110本入りと、“品名が白地に黒字シリーズ”よりコスパ面では落ちるが、屋外でケーブルをまとめたいときなどは、こちらを選ぼう。
■商品詳細
商品名:結束バンド(耐侯・耐熱タイプ)
価格:110円
原産国:日本
材質:ナイロン
商品サイズ:7cm、10cm、15cm、20cm、25cm、30cm
種類:長さに応じて5種類
商品ページ:https://jp.daisonet.com/products/4550480282008
頻繁に結束を解く場合に便利な「繰り返し使える結束バンド」
通常は1回限りの使用で終わる結束バンドだが、取り外して何度も使えるバージョンもある。仕組みは、穴のある側に小さな「ツメ」が付いており、これを押し下げることで、差しているバンドが抜けるというもの。
入り数は減り、引っ張り強度も若干落ちるが、わりと頻繁に結束したり解いたりを繰り返す場合は、こちらの商品がよいだろう。
■商品詳細
商品名:繰り返し使える結束バンド
価格:110円
原産国:中国
材質:ナイロン
商品サイズ:10cm、15cm
種類:長さに応じて2種類
商品ページ(10cm):https://jp.daisonet.com/products/4549131468823