間もなく桜が見頃を迎える。4月に入れば、満開の桜並木の下にレジャーシートを敷き、花見を開催する会社も増えるものと思われるが、職場の花見に乗り気なビジネスパーソンはどれくらい存在するのだろうか?
ライボはこのほど、社会人男女606名を対象に「職場の花見実態調査」を実施し、その結果を発表した。
5類移行も職場の花見の実施率は2020年の激減から回復せず 今年は88.7%が「開催なし」
過去花見が開催されたと回答した221人を対象に、コロナ禍前後の職場の花見の実施有無を聞くと、コロナ禍前の2019年では49.3%だったが、コロナ禍に入った2020年に13.6%まで減少し、2021年には13.1%、2022年では10.9%と微減が続く。2023年に入ると13.1%と回復するものの、2024年の職場の花見の実施有無(未定を除く)では、「開催なし」が88.7%、「あり」が11.3%で、4年間のコロナ禍をまたいでも実施率が下がる結果となった。
全体の60.7%が今後職場の花見には「参加したくない」
全回答者606人に今後職場の花見が開催される場合の参加意欲を聞くと、「全く参加したいと思わない」が23.4%、「参加したいと思わない」が18.0%、「どちらかといえば参加したいと思わない」が19.3%となり、60.7%の人が参加意向がないとわかった。
参加したくないと回答した368人にその理由を聞くと「プライベートを優先したい」が51.4%で最多となり、次いで「休日を使いたくない」が47.6%、「気を使うのが疲れる」が40.5%となった。
上司が酔っ払う姿は「特に気にしない」
全回答者606人に職場の花見に対するイメージを聞くと、「立ち回りを気にする」が37.3%で最多となり、次いで「新人が頑張る催し」が32.0%、「場所取りに全力を注ぐ」が31.2%となった。同回答者に職場の花見で「酔っ払う上司」を見た場合の心情を聞くと、「特に気にしない」が34.0%で最多となり、次いで「酔っ払う姿は見たくない」が30.2%、「尊敬が失われる」が17.7%となった。