DIME MAGAZINE
才能あれど燻る者たちよ、秘境で文筆家を目指すのだ！
と、ここまで小宮山さんへのインタビューの模様を紹介してきた形だが、まずお話の中で一番驚いたのは、既に椎葉では全戸光ファイバーが開通していたところだ。
これが一番驚いた！
筆者が椎葉村に住んでいた頃は、集落の入り口にあるバス停が外界との唯一の接点だったような時代なので……。
ただ、小宮山さんが発言されていたように、椎葉村というところはやはり環境は抜群に素晴らしい。
景観はいいし、食べ物はどれもこれも美味しいし、秘境の村という割には閉鎖的でなく、外からの来訪者には優しい住人が多い。方言はちょっと独特なので、慣れるまでは会話に苦労するだろうけど。
「秘境の文筆家」プロジェクトの募集要項や報酬に関しては特設サイトに明るい。
このうち、もっとも気になるであろう報酬面について追記しておくと、給与は月額160,548円で、諸手当として年2回の賞与がある。
額面に関しては決して高額ではないものの、そこは椎葉村。支出も少ないし家賃だって不要。前述のように住居ではネットも使えるので、この点不自由はない。
応募に関する条件としては、主たるものとして原則50歳未満かつ、自動車免許を有していることなどが挙げられる。
残念！ 筆者は免許を持っていないのでアウト！ だけどそれ以外の方にとっては、専門的なサポートを受けつつ商業デビューを狙う中で報酬もついでに得られる機会というのは、このご時世なかなかない。
未知の秘境に飛び込んでチャレンジするのはなかなか心配な部分も多いかもしれないが、椎葉村の住民は大体みな優しい。
少なくとも住民の人柄については不安視する必要はないと、元住民としても太鼓判を押したい。
あと、夏になるとデカいミヤマクワガタも獲れるので、虫好きにもオススメしたい村でもある。
応募期間は今月3月31日（金）までとちょっと差し迫っているが、ぜひ一念発起したいという未来の大文豪には決起していただければ！
「秘境の文筆家プロジェクト」応募先および問い合わせ先
〒883－1601 宮崎県東臼杵郡椎葉村大字下福良1829－70
椎葉村図書館「ぶん文 Bun」 秘境の文筆家募集係
TEL 0982－67－2177
Mail：bunbunbun@katerie.jp
文／松本ミゾレ
取材協力 椎葉村図書館「ぶん文 Bun」
「秘境の文筆家」プロジェクト ページ
「秘境の文筆家」プロジェクト 募集要項
写真提供 椎葉村図書館クリエイティブ司書・小宮山剛
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