ソプラ銀座を立ち上げたきっかけ、代表が元々犬に囲まれて育ったことに起因
――ソプラ銀座株式会社さまといえば、関東圏を中心に国内外でトリミングやペットホテルなどを手掛ける企業としてペットの飼い主さんからの認知度も高いところですが、個人的にはソプラ銀座さまのオリジナルペットフードブランド「ウィズミール」をきっかけに知りました。
まずは、犬や猫に関わるさまざまなサービスを展開するようになった経緯について教えてください。
須田さん 弊社は創業時いわゆるファミリービジネスとして犬猫のペットシッタービジネスを開始しました。
幼少の頃より犬に囲まれて育ち、老犬を多頭飼いしていた実家両親がトリミングやペットホテルに預ける事が難しいという悩みを抱えており、これから高齢化社会で同様の悩みを持つ家庭が増えると思い、喜ばれるサービスという事で犬猫ペットケアサービスを開始しました。
三陸での漁に同行しフードロスにペット業界からの貢献ができないかと考えたのが「お魚丸ごとペットフード」誕生の経緯
――「ウィズミール」では以前、ミツカン(株式会社Mizkan)とのコラボ商品「わん納豆」の販売を発表して話題となっていました。
愛犬用の納豆という観点に驚いたのですが、今年の1月からはクラウドファンディングサイトの「Makuake」において「お魚丸ごとペットフード」の販売プロジェクトを実行に移し、2月末には目標金額を達成しておりますが、この「お魚丸ごとペットフード」のプロジェクトをクラファンで行うようになったきっかけを教えてください。
(「お魚丸ごとペットフード」に使われるイワシ、アジはフードロス削減につながる!)
また、原料となる魚も宮城県気仙沼市のイワシ、アジで、漁獲したもののサイズが合わないなどの理由での未利用魚であることも、フードロス対策にもなる意義深いものですが、プロジェクトを立ち上げる時点からこの点も考慮していたのでしょうか?
須田さん 友人の三陸の漁師さんの昆布漁に同行し、キズや色が悪い理由だけで陸上げされない昆布がある事を知りフードロスの削減の観点で何かペットフードで貢献できないか継続的に友人漁師と話をしていたことがきっかけです。
その過程で、煮干しにするには大きすぎ、人間用の食用にするには小さすぎる所謂未利用魚の存在を知りました。
骨を抜いたりするには歩留まりが悪いため、そのまま丸ごと潰すことだったらできるのではないかと考えました。
しかも内臓や頭部分や骨などは、ミネラルやカルシウムなどが豊富で、犬猫が通常のペットフードでは不足する栄養分が沢山含まれている事を知りました。
この経緯で「お魚丸ごとペットフード」が生まれました。
フードロス削減に貢献するという観点からそもそも開始しました。
「お魚丸ごとペットフード」の販売時期は未定!量産体制の確立について対応中とのこと
――今回のクラファンは無事に目標金額達成となったわけですが、そうしますと今後、「お魚丸ごとペットフード」は「ウィズミール」でも購入できるようになるのでしょうか?
もし販売されるのであれば、その際の一般販売価格と販売時期をご教示いただけますとさいわいです。
須田さん クラファンの成功を受けて、近々、ウィズミールにて販売開始できるよう漁師さんと量産体制がしけないか話をしているところです。発売時期や値段は未定です。