例えば営業職でも、資料作成以外にチラシ作成やInstagram投稿など、デザイナーのような業務を求められることも。そんな時に救世主となるのが「Adobe Express」などのAIデザインツールだ。
Ririan&Co.代表
MikiMikiさん
YouTubeにてWebデザイン、Canva、AI、Webマーケなどの最新トレンドを配信する。著書に『Canva使い方入門』や『はじめてでも迷わないMidjourneyのきほん』など。
無限に画像生成できるが取り扱いには注意しよう
生成AIの普及で、パンフレットや動画などを誰もが容易に作れるようになった。そのためのツールが「Adobe Express」や「Canva」などのAI機能を搭載したデザインサイトだ。テック系YouTuberのMikiMikiさんも、これらにより飛躍的に効率が向上したという。
「中でも画像生成AI機能は手元に何もなくてもアイキャッチとなる画像が作り出せるのでとても便利です。また、『写真風に』『イラスト風に』といった具体的な指示を追加することで、イメージに近いものを生成できるはずです」
ただし生成した画像の使用が、著作権法に抵触しないかには、細心の注意が必要だ。
「例えば『ガンダムっぽいロボットを生成して』などとプロンプトを行なうと、完全にアウトです」
商用利用可能と、公言する「Adobe Express」であれば、具体名を出しても、普遍的な画像が生成される。だが、だから大丈夫というわけではない。AIによる画像の著作権問題は現在進行形で議論がなされている。実際に商用利用する際は出典を表記するなど、リスクをふまえた対応が必要になるだろう。
ゼロからチラシやSNSに使えるビジュアルを作成したい
STEP1|テンプレートなどからイメージに近いものを選ぼう
まずは何を作るかをテンプレートから選択。チラシやTikTok動画、ビジネス系パワポなど多彩なカテゴリーが用意されている。あとは作りたいイメージに近いものを選んで、制作開始だ!
STEP2|画像生成機能を使ってメインビジュアルを作る
【Point】できるだけ具体的に言葉を追加しよう
チラシなどを作る際に必須なメインビジュアル。手元に既存画像がない場合は、「テキストから画像生成」機能が便利だ。テキストボックスに、こんな画像を作ってほしいというイメージを、できるだけ具体的に文章で記す。「生成」開始してから10秒ほどで4枚の画像が提示される。またプロンプトを追加して作り直せば、イメージの画像に近づいていく。
STEP3|テキストを追加し、整えたら……10分でビジュアルが完成!
仕上げに、テンプレートデザインの文字をクリックして、内容に即したものに変更する。「テキスト効果」を使えばフォントや太さを変えるのは簡単。「ぷっくりと赤い文字にしてほしい」などと希望を書けば、AIが文字を生成してくれる機能も備え、感覚的にチラシが作れる。
すでにある画像をもとにしたビジュアル作成ならCanvaが◎
#資料作成 #ビジュアル作成 #SNS・チラシ作成
無料(有料プランあり)
個人
【導入方法】
(1)Canvaのトップページにアクセス
(2)登録する
背景の素材を作ればいろんな場面で使える!
デザインサイトのひとつ「Canva」も、チラシやYouTube動画などがテンプレートを選択して、誰でも容易に作れる。AIを使った画像生成や、画像の中の不要な被写体を消す「マジック切り抜き」などの便利機能が満載だ。
取材・文/河原塚英信
※本記事内に記載されている商品やサービスの価格は2024年1月31日時点のもので変更になる場合があります。ご了承ください。
DIME4月号は超実践的なAI活用法をまとめた「AI仕事術」と「最新AI PC」の大特集
日々進化を続けるAIはいよいよ社会に実装されていくフェーズに入ってきました。また、スマホやPCの“オンデバイス”で搭載され始めるなどスゴいスピードで進化を遂げています。
今月のDIMEはそんなAIの仕事での活用をまとめた特集です。話題のマイクロソフト「Copilot」など今すぐ使えるAIの実践的活用法をシーン別にまとめています。
企画書やプレゼンの構成、メールの返信、プロジェクト管理、データの整理、ブレストなど具体的な使用シーンと活用法を様々な識者に取材し、まとめています。
まさにこれ一冊で自分をアップデートできる一冊です!
実は今回は表紙もAIに作ってもらったり、誌面をAIを活用して作ってみるなど編集部としても実験的な試みを実践しています。
また第2特集ではマクアケ・中山社長、安芸高田市・石丸市長、沢口愛華さん、斎藤佑樹さん、神田伯山さん、モグライダー・芝 大輔さん、映像ディレクター 高橋弘樹さん、ベンチャー投資家・朝倉祐介さん、プロゲーマー翔さん、株式投資家テスタさんなどマンガ好き10名とDIME読者により仕事のモチベーションをアップしてくれる56冊を選出してもらいました。
役立つ情報が満載の4月号、是非お近くの書店などでチェックしてみてください。
DIME2024年4月号
特集 1 企画書 プレゼン メール スケジュール管理ほか
「タイパが爆上がりするAI仕事術」
「インターネット出現以来の産業革命」、そう言われたChatGPTの登場から1年。
生成AIは今なお進化を続けている。さらに昨年末に発表された「Copilot for Microsoft 365」では「Word」「Excel」などビジネスパーソン必須の
OfficeアプリにまでAIが実装された。
今後、生成AIを使いこなせるかどうかで、仕事の効率は天と地ほどの差が生まれるはずだ。来たる〝AI時代〟で一歩先を行く実践的な活用法をシーン別に細かく解説!
特集 2 作業効率が激変!「AI時代の最新PC 32」
AIプロセッサー「NPU」を搭載し、幅広いビジネスシーンをアシストしてくれる〝AI PC〟が登場し始めた。今、春買い替えるべき最新PCを一挙紹介!
特集 3 DIME読者とマンガ好き10名が選んだ仕事に効く56冊!
「ビジネスパーソンが読むべきマンガ大賞」
マンガは単なるエンターテインメントではなく、現代のビジネスパーソンにとって新たな教科書ともいえる存在だ。
ドラマチックなストーリーを通じて、職場で直面する様々な課題や、人間関係の機微、成功への道のりのヒントを与えてくれる。
今回の特集ではマクアケ・中山社長、安芸高田市・石丸市長、沢口愛華さん、斎藤佑樹さん、神田伯山さん、モグライダー・芝 大輔さん、映像ディレクター 高橋弘樹さん、ベンチャー投資家・朝倉祐介さん、プロゲーマー翔さん、株式投資家テスタさんなどマンガ好き10名とDIME読者により仕事に効く56冊を選出してもらった!
<新連載> 気になるあの人の“働く主義”に迫る「ハタラキズム」 第一回 芳根京子さん
〝働くうえでの主義=ハタラキズム〞とは?
BUSINESS HACKS DIME初のビジネスカンファレンス開催!「DIME Business Trend Summitで語られた未来を創る6つのヒント」
HEALTH HACKS お酒、喫煙、ギャンブル、SNS、ムダ使い……etc.「やめたくてもやめられない『ゾンビ習慣』の撃退法
BUSINESS HACKS 警察庁から映画業界へ「異色の経歴を持つCEOが語る〝異世界転職〟できた理由」
TOP LEADER INTERVIEW 株式会社タイミー 代表取締役 小川 嶺氏「世の中の当たり前を疑うことからイノベーションが起きる」
DIME4月号、絶賛発売中!
DIME2024年4月号