小林製薬は日本初(※)となる独自処方でお尻のブツブツを治療する「ヒプキュア」(第2類医薬品)を、2024年3月27日(水)より発売する。メーカー希望小売価格は1210円(税込)。
開発の背景〜見えない場所までセルフケアをする現代人の美意識
美尻ブームや、見えない場所までセルフケアをする現代人の美意識の高まりにより、お尻のケアにも需要と関心が高まっている。
一方で、お尻のブツブツは人に相談しづらく、見せることも恥ずかしいため医療機関の受診を避ける人も少なくないという。
暑い時期のムレによる雑菌の繁殖や長時間の着座、ストッキングやタイツ等の締め付けのある衣服の着用で起こる摩擦等、お尻のブツブツは様々な要因によって引き起こされる。
普段は見えない場所であるからこそ、知らないうちに肌トラブルが起こってしまいがち。
そこで同社では「そんなお尻をキレイに治したい方へ、新しい治療薬『ヒプキュア』を提案します」とコメントしている。
■お尻にブツブツができるメカニズム
お尻の肌は新陳代謝が活発ではなく、角質や皮脂が詰まりやすい傾向がある。さらに汗・ムレなどの外部刺激で菌が繁殖して、かぶれやブツブツが発症するのだ。
また、お尻は常に刺激を受けやすい場所であるため、悪化・再発しやすい傾向もある。
主な製品の特徴
・日本初(※)、炎症を抑える「ウフェナマート」とさらさらパウダー「酸化亜鉛」を組み合わせた処方を採用
・お尻や太ももなどにも塗りやすいさらさらパウダーinのクリーム剤
クリーム剤なのに、ムレやべたつきも気になりにくいテクスチャーとなっている。
・6つの有効成分配合で、原因にも症状にもWアプローチ
抗炎症、殺菌、かゆみ止め、血行促進・収れん作用で、スキンケアでは治らなかったしぶといかぶれやブツブツにも効果が期待できる。
■担当者のコメント
小林製薬 ヘルスケア事業部 医薬品カテゴリー 洋薬研究開発グループ
研究開発担当 中本 茉那 氏
お尻のことを考えてつくられたヒプキュアは、ムレやすいお尻にぴったりのこだわり処方です。6つの有効成分を配合しており、特に炎症を抑える「ウフェナマート」とさらさらパウダー「酸化亜鉛」の組み合わせは日本初となります(※)。
アイデアが生まれてから発売まで、なんと丸7年かかりました。
お尻特有の汗などによるムレを、吸湿成分のさらさらパウダーが抑え、赤いぶつぶつの炎症はWの抗炎症成分で鎮めます。この抗炎症成分はデリケートなお尻にも使用できる、非ステロイドのお薬です。塗り広げるとベタつかないテクスチャーで、白残りしにくいところもこだわりのポイントです。
ありそうでなかった、お尻のブツブツをキレイに治したい方のためのお尻のことを考えた医薬品です。
■製品概要
カテゴリー/第2類医薬品
メーカー希望小売価格/1210円(販売店によって異なる場合あり)
発売日/2024年3月27日(水)
効果効能/湿疹、皮ふ炎、ただれ、あせも、かぶれ、かゆみ、おむつかぶれ
用法・容量/1日数回、適量を患部に塗布
成分・分量(100g中)/
ウフェナマート…5.0g
ジフェンヒドラミン…1.0g
グリチルレチン酸…0.3g
トコフェロール酢酸エステル…0.5g
イソプロピルメチルフェノール…0.1g
酸化亜鉛…5.0g
※2023年11月 同社調べ 一般用医薬品としてウフェナマートと酸化亜鉛の組み合わせが日本初
関連情報
https://www.kobayashi.co.jp/
構成/清水眞希