長かった冬も最終盤に差し掛かり、間もなく春が到来する。多くの人に待ち望まれる春の訪れに先駆けて今年もやってきたのが、多くの人に忌み嫌われる花粉シーズンだ。職場や電車の中など、そこかしこで大きなくしゃみの音を聞く機会が増えたという人も少なくないだろう。
そんな中、対面・オンライン診療を提供するクリニックフォアグループはこのほど、花粉症の人550名、クリニックフォアの「オンライン花粉症診療」ユーザー112名を対象に、「花粉症治療の服薬・医療機関の受診に関する調査」を実施し、その結果を発表した。
6割以上が自身が花粉症であることを“自己判断”
花粉症の533名に、どのように自身が花粉症と認知したのか調査した。「花粉症の症状から、自己判断した(44%)」「花粉症だと認めたくないが、なんとなく花粉症だと思っている(14%)」「花粉症のお薬を服薬すると症状が改善したので、自己判断した(5%)」という結果に。一方で「医療機関を受診して花粉症だと診断された」と回答した人は、35%となった。
6割以上の人が、医療機関には受診せず、花粉症と自己判断していることがわかった。
花粉症の人で、治療のためのお薬を服薬していない人は約3割
花粉症の533名に、花粉症の症状緩和のため、薬を服薬しているかどうか質問したところ、「市販薬を服薬(39%)」「医療機関を受診し、処方薬を服薬(21%)」「市販薬・処方薬、両方を活用(7%)」「服薬していない(34%)」という結果に。
花粉症の人のうち、約7割が薬で対処している一方で、約3割が服薬せず、自身でできる範囲で対処していることがわかった。