ブランド全般のコンサルティング事業を行なうブランドクラウドは、2024年3月に大学・大学院を卒業予定で就活経験のある学生600名を対象に「就活生の企業情報収集に関する意識調査」を実施。
就活生の企業イメージに影響を与えるものや、企業名検索時に不安になる予測候補ワードなど、結果をグラフにまとめて発表した。
就活生が企業選びで最も気になるものは「給与や福利厚生」
就活生が企業選びにおいて気になるものは、1位「給与や福利厚生」(68.3%)、2位「企業の評判やイメージ」(56.2%)、3位「社風や企業文化」(43.2%)という結果になった。
■半数以上の就活生が企業の評判やイメージを実際に調査、利用するものは?
企業の評判やイメージを実際に調査したことが「ある」との回答は52.8%だった。また、調査時に使用するものは、「就職サイト」(67.2%)が最多で、次いで「検索エンジン」(66.3%)、「企業の公式ウェブサイト」(43.0%)の順になっている。
■企業イメージに影響を与えるものは「就職サイト」が最多
記載されている情報が企業イメージに影響を与えるものは、1位「就職サイト」(56.0%)、2位「検索エンジン上の予測候補ワード」(44.7%)、3位「企業の公式ウェブサイト」(31.7%)となった。
また、企業情報を探す際に信頼する情報源について回答を求めた質問では、「就職サイト」(57.0%)が最多、次いで「企業の公式ウェブサイト」(32.3%)、「検索エンジン上の予測候補ワード」(32.0%)が挙がっている。
以上の結果により、「検索エンジン上の予測候補ワード」は就活生にとって、「企業の公式ウェブサイト」よりも企業イメージに影響を及ぼし、信頼度も「企業の公式ウェブサイト」と同程度であることが示唆された。
就活生の8割以上が検索エンジン上の予測候補ワードを気にする
企業情報検索時にあがってきた予測候補ワードを「気にする」と回答した就活生は85.8%だった。また、予測候補ワードで不安になるものは、「ブラック」(48.6%)が最多で、次いで「ヤバい」(12.6%)や「やめとけ」(11.4%)、「パワハラ」(10.1%)という結果になっている。
■新卒採用だけでなく中途採用でも同様の傾向が考えられる
今回の調査において、就活サイトや検索エンジン上の予測候補ワードの影響で、実際にエントリーを取りやめたり内定を辞退したりする人もいることがわかった。
中途採用においても同様の傾向が懸念され、公式ウェブサイト以上に就活サイトや検索エンジン上の予測候補ワードは企業イメージへの影響が大きいと言える。
調査概要
調査内容/就活生の企業情報収集に関する意識調査
調査期間/2024年2月14日〜2月16日
調査対象/2024年3月に大学・大学院を卒業予定で就活経験のある学生600名(男子学生258名、女子学生342名)
調査手法/インターネット
関連情報
https://www.brandcloud.co.jp
構成/清水眞希