GfK Japanは全国のカー用品店、タイヤ専門店、ガソリンスタンド、ホームセンター、インターネットの販売実績データを元に、市場規模相当に拡大推計した自動車用タイヤ、エンジンオイル、バッテリーの販売速報を発表した。
タイヤ〜冬タイヤが本数前年比28%減と著しく減少したことが影響
2024年1月の自動車用タイヤ販売は、本数前年比14%減と不調となった。店頭では同15%減、インターネットでは同14%減と前年を大幅に割り込んだ。冬タイヤが本数前年比28%減と著しく減少したことが影響した。
西日本では前年同月の降雪による駆け込み需要の反動減により、近畿では本数前年比44%減、中四国九州では同54%減となった。
タイヤ全体の税抜き平均価格は1万1659円と前年同月から8%上昇、店頭では7%、インターネットでは10%上昇した。金額前年比は8%減と低調で、店頭では9%減、インターネットでは5%減となっている。
エンジンオイル〜4L缶の販売は数量前年比14%減と不調
2024年1月の自動車用エンジンオイル販売は、販売量(リットル換算)ベースで前年比6%減と低調であった。4L缶の販売は数量前年比14%減と不調で、店頭が同13%減、インターネットでは同22%減とともに二桁のマイナス成長となった。
4L缶の主要な粘度では、0W-20が数量前年比11%減、5W-30が同18%減と減少したものの、0W-16は同20%増、0W-30は同10%増と伸長した。
4L缶の税抜き平均価格は4171円と前年同月から9%上昇し、店頭では10%、インターネットでは7%上昇。4L缶全体の金額前年比は6%減となり、店頭では5%減、インターネットでは17%減となった。