採用動画プラットフォーム『moovy』を運営するmoovyは、20代から40代の転職経験者344名を対象に、「転職エージェントの利用に関する実態調査」を実施。結果をグラフにまとめて発表した。
転職活動の際に登録した転職エージェント数、2社以上が73%
「転職活動の際、転職エージェントはいくつ登録しましたか?」(n=344)と質問したところ、どの年代も「2社」という回答がもっとも多く、全体の41.0%を占めた。「3社」は19.5%、「4社」は2.9%、「5社」は9.9%となっている。
ちなみに「1社」と答えた人は全体の26.7%にとどまり、転職経験者の多くが転職エージェントを複数利用していることがわかった。
年代別の特徴としては、40代で「5社以上」と回答した人が15.5%と20代、30代と比べて多くなっていた。このことから、20代や30代と比べて1社における保有求人数が減るため、選択肢を増やすために登録社数が多い点だと考えられる。
■複数の転職エージェントを利用するメリットは「多くの求人を見られる」
また、2社以上登録した人(n=252)に「複数の転職エージェントを利用したメリットを教えてください」(複数選択可)と質問したところ、「多くの求人をみた上で応募できる」が81.3%と最も多く、次いで、「担当のコンサルタントの質を比較できる」53.2%、「いろいろな視点でキャリアアドバイスがもらえる」43.7%という回答となった。
利用満足度の高い転職エージェント1位「リクルートエージェント」
「利用満足度の高い転職エージェントはありましたか?」(n=344)の質問に対して、「はい」と回答した人(n=276)に、「利用満足度の高い転職エージェント名を1つ教えてください」と質問したところ、2位は 「dodaの転職エージェント」で53名、1位は 「リクルートエージェント」で121名が利用満足度が高いと回答した。
■「求人数の多さ」と「求人票の情報量」が利用満足度につながっている
利用満足度の高い転職エージェントの「どの要素の満足度が高かったですか」(複数選択可)と質問したところ(n=276)、上位に「求人数の多さ」56.5%、「求人票の情報量」47.8%、「キャリアアドバイザーの知識と経験」42.0%という結果になった。
リクルートエージェントは、業界最大手ということもあり、多くの企業と提携して求人情報を提供している。これにより、多様な業種や職種、地域の求人情報を一括で閲覧でき、選択肢が豊富であることが利用満足度の高い転職エージェント1位に選ばれたと考えられる。
■利用満足度が高いのは両面型エージェント
「両面型エージェント(企業の営業担当とキャリアドバイザーが一緒)か片面側エージェント(企業の営業担当とキャリアドバイザーが別)、どちらの満足度が高かったですか?」(n=344)と質問をしたところ、上のグラフの結果となった。