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2月1日時点の大学生の就職内定率は23.9%、関東が低下する一方で中部・近畿は上昇

2024.02.21

リクルートが運営する、より良い就職・採用の在り方を追究するための研究機関・就職みらい研究所は、就職みらい研究所学生調査モニターの大学生・大学院生を対象に「就職プロセス調査」を実施。

2024年2月1日時点の内定状況など、調査結果を発表した。本稿では、その一部を抜粋してお伝えする。

関東が低下する一方で中部、近畿は上昇など地域によって違いあり

2月1日時点の大学生(大学院生除く)の就職内定率(※1)は、23.9%(+4.0ポイント)(※2)となった。

内定率を地域別で見ると「関東」が24.9%(-1.8ポイント)で前年と比べるとやや低下した一方、「中部」は28.0%(+5.5ポイント)、「近畿」は25.1%(+8.4ポイント)、「その他地域」は17.8%(+10.2ポイント)と上昇しており、地域によって傾向に違いがあることがわかる。
※1  内々定を含む
※2  ( )内数値は前年同月差

内定率が上昇した背景として、最終選考に進んだ学生の割合が増加していることが考えられる。「最終面接を受けた」の1月中の活動実施率を見ると、21.0%(+4.5ポイント)と、最終面接を経験した学生の割合は前年と比べて高いことがわかった。

2月中の活動実施予定率は42.9%(+5.3ポイント)と、この傾向が続くことが予想される。内定取得者のうち2社以上内定を取得した学生の割合は48.3%で、前年の26.1%に比べて増加。

内定率も前年より高いことを踏まえると、2月1日時点までに企業が出す内定の総量が前年に比べ増えたことが推察できる。

学生からは「早期で決まっていく人がいる中、自身の第一志望は3月まで情報解禁がまだなので続けられるか不安」「行きたい企業の採用までの日程のスケジュールがはっきりしていない」といった不安の声も聞かれることから、企業の採用スケジュールが見えづらく、学生の混乱を招いている可能性がある。

企業が多様な採用日程を設定していることもあるため、学生は志望企業のスケジュールなどを確認して、準備を進める必要があるだろう。

調査概要
調査方法/インターネット調査
調査対象/2025年卒業予定の大学生および大学院生に対して、『リクナビ2025』にて調査モニターを募集し、モニターに登録した学生2270人(内訳:大学生1720人、大学院生550人)
有効回答数/大学生 732人、大学院生 303人
調査実施期間/2024年2月1日~2月9日
調査機関/就職みらい研究所

関連情報
https://www.recruit.co.jp/newsroom/pressrelease/assets/20240216_work_01.pdf

構成/清水眞希

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