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iPhoneを使っていると、動作が遅くなってしまうことがあります。
さまざまな原因が考えられますが、iPhoneでは「キャッシュ」という、ブラウザアプリなどで一度表示したWebサイトや画像データといった情報をクリア(削除)することで、動作スピードが改善する可能性があります。
本記事では、iPhoneでのキャッシュクリアの方法についてご紹介します。
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iPhoneのアプリでキャッシュを削除する方法
では、iPhoneでよく使われるブラウザアプリでキャッシュを削除する方法を見ていきましょう。
なお、本記事ではiOS 17を搭載したiPhoneを使用しています。
iPhoneのSafariアプリでキャッシュクリアをする方法
1.設定アプリを開き、「Safari」に進みます。
2.「履歴とWebサイトデータを消去」をタップ。任意の期間を選択し、「履歴を消去」をタップすれば、キャッシュはクリアされます。
iPhoneのGoogle Chromeアプリでキャッシュクリアをする方法
1.Chromeアプリを開き、右下の3点リーダーをタップします。
2.「閲覧履歴データの削除」をタップし、期間を選択してから、「閲覧履歴データを削除」をタップすることで、キャッシュが削除されます。
iPhoneでは一括でキャッシュクリアできない?
上述の操作で、SafariアプリやGoogle Chromeアプリのキャッシュを削除することができますが、すべてのアプリのキャッシュを一括で削除する方法は用意されていないようです。
設定アプリの「一般」>「転送またはiPhoneをリセット」より、「リセット」をタップすることで、位置情報やプライバシーの設定をリセットすることはできますが、アプリのキャッシュクリアとは別の操作になります。
キャッシュクリアがしたい場合は、1つずつ操作していきましょう。
iPhoneのキャッシュクリアはYouTubeやLINEアプリでも有効?
ブラウザアプリのほかにも、キャッシュが溜まるアプリは多数あります。
YouTubeアプリの場合、直接キャッシュの削除が出来なくなっています。
iPhoneではGoogle系アプリのデータを一括で管理していることから、上述した方法でGoogle Chromeアプリのキャッシュを削除することで、YouTubeアプリのキャッシュも削除されると考えられますが、公式の案内ではないので、参考程度にとどめておきましょう。
YouTubeアプリのキャッシュを確実に削除したい場合は、アプリを一度アンインストールし、再度インストールする方法があります。手間ではありますが、どうしてもiPhoneの動作の重さが気になるという人は試してみましょう。
一方、LINEアプリの場合は、アプリを開いて右上に表示される歯車アイコンをタップし、「トーク」>「データの削除」と進み、「キャッシュ」の欄にある削除をタップしましょう。
iPhoneでキャッシュクリアをするメリットとデメリット
何度も紹介している通り、iPhoneでキャッシュを削除すると、iPhoneに蓄積されているデータがクリアになるため、動作が軽くなる可能性があります。
デメリットとしては、一度開いたWebサイトであっても、キャッシュクリア後は、再表示に時間がかかる可能性があります。また、サービスによっては、再ログインが必要になったり、一時的にデータ通信量が増加する可能性もあります。
iPhoneでキャッシュクリアできない時は端末の再起動が有効?
SafariアプリやGoogle Chromeアプリといったブラウザアプリや、LINEアプリなどのキャッシュを削除しようとした際に、なにかの不具合で操作が行えなかったり、キャッシュクリアをしてもiPhoneの動作が安定しない場合には、一度端末ごと再起動してみるのがおすすめです。
また、特定のアプリで動作不良が起きている場合は、アプリを一度アンインストールし、再度インストールしてもよいでしょう。アプリの最新バージョンが配信されている場合は、アップデートをしてみるのもおすすめです。
※データは2024年2月上旬時点での編集部調べ。
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文/F.さとう