ネットバンキング犯罪の手口と被害に遭わないための対策
【フィッシングサイトを使った手口】
金融機関を騙った偽のメールやSMS、メッセージツール等を送るなどして、巧みに偽のホームページ(フィッシングサイト)へと誘導し、インターネットバンキング利用者にIDやパスワード、乱数表や合言葉などの個人情報を入力させて盗み取る。
犯人は盗み取ったIDやパスワードなどの情報を使って口座から預金を不正に送金する。
【ウイルス感染を使った手口】
メールの不正な添付ファイルやWebページからパソコンをウイルスに感染させることにより、ネットバンキング利用時に、銀行を装った偽の画面を表示させ、IDやパスワード、乱数表や合言葉などの個人情報を入力させて盗み取る。
犯人は盗み取ったIDやパスワードなどの情報を使って口座から預金を不正に送金する。また感染したウイルスによっては、次のような手口によってパスワードが詐取されることもある。
• トークンという、ワンタイムパスワード生成機に表示されるパスワードの入力を促すための画面を表示させる。
• 送信されたメールを盗み見ることができ、銀行から送信されてきたメールにパスワード情報(ワンタイムパスワード)が記載されていた場合、犯人はそのパスワード情報を盗み取る。
【ネットバンキング犯罪を回避する方法】
1)セキュリティ対策ソフトをインストールし、常に最新の状態に保っておくこと
2)不審なメールやメッセージなどは開かない
2)パスワード管理機能を使い、暗証番号などを管理する
4)フリーWiFiなどのネット環境を使用する際は、VPN(通信内容を暗号化する技術)を使用する
5)銀行の残高のチェックを定期的に見る
構成/清水眞希