平面駆動型にカセットやアナログプレーヤーも登場!「冬のヘッドフォン祭 mini 2024」で見つけた注目のアイテム9選
2024.02.18ハウジングに天然木を使ったFOSTEX「TH808」
バイオセルロース繊維を配合した振動板を採用したFOSTEX「TH808」は、同社のフラッグシップ「TH909」と同じ振動板を使ったモデルで直販価格18万7000円とかなりハイコスパになっている。ハウジングは黒胡桃無垢材を削り出して、樹脂性より軽量で響きの良いものに仕上げられている。オープン型の開口部はアルミのエッチングパーツを2重に配した凝ったデザインになっている。
低域から高域まで引き締まったタイトな音で、豊かな響きというよりは鋭いアタックにレスポンスの良さが光る。余分な響きがなく左右に広い音場感が得られた。
FOSTEXブースには天然木が使われたハウジングのヘッドホンがずらりと並ぶ
「TH808」に使われる黒胡桃は見た目も質感も良く所有欲を満足させてくれる素材だ
ポータルブルカセットプレーヤーとBluetooth対応アナログプレーヤー
FiiOから、意表をついてカセットプレーヤー「CP13」が登場した。復刻シリーズ第一弾ということで、海外での予価は税別99.99ドル。シャーシにはアルミ合金が使われ剛性感のあるカチッした仕上がりだ。モーターは4.2Vの高電圧駆動でテープの走行を安定化している。
Bluetoothスピーカーと一体化されたポータブルレコードプレーヤーhym「Duo」である。プレーヤー部分はACアダプターを接続して使用する。33回転と45回転に対応。カートリッジはオーディオテクニカ製だった。スピーカー部分は充電池内蔵で、単体でも使用可能、他の機器ともペアリングできる。価格は税別7万円ぐらいとのこと。
「CP13」はコンパクトにまとめられた再生専用のカセットプレーヤー
「Duo」は画像のオレンジに加えてイエローとブラックの3色がある
Bluetoothスピーカーは金属パーツが使われガッチリした作りだ