加湿器の清掃は「1日に1回行う」のが基本
加湿器肺炎は、部屋が乾燥しやすくて加湿器を重宝する人にとって、頭の痛い問題だ。だが、橋本院長が語るように、「定期的に加湿器の容器を洗う」ことだけでも、リスクをかなり軽減できる。
では具体的に、どのように容器の洗浄を行えばいいのか。家電メーカーで、幾製品かの加湿器を開発販売しているサンコー(株)にうかがった。
同社の担当によれば、大原則として容器の手入れは「1日に1回行う」べきだという。
筆者の手元に、同社製の『キレイを保つ「UV&超音波式アロマ加湿器」』があるので、実際に手入れをしてみた。
この製品は、本体の大部分が水を入れる容器(水トレイ)で占められている。水は4リットルも入り8 畳間まで対応し、タンク下部にUV ライトが搭載されているのが大きな特徴。また、下部側面に引き出し式のアロマトレイがついており、好みのアロマを垂らしてミストに香りをつけることも可能だ。
筆者宅にある『キレイを保つ「UV&超音波式アロマ加湿器」』
このUV ライトが、タンク内の水を除菌したうえで、水をミストで噴霧する仕組みになっている。
本題の手入れの方法だが、「1日に1回行う」のは、水タンクと上部のふた。これらは本体からとり外した上で、水道水で洗い流してから、いったん水をカラにする。
そのあとで、乾いた布などで水分をふき取り、自然乾燥させる。水気がなくなったところで、本体に再びとりつける。アロマトレイも同様で、流水で流して、水滴をふき取って乾燥させる。ただし、アロマを使用していない場合は、その必要はない。
くわえて、「2週間に1回行う」メンテナンスもある。今度は白色の本体の清掃作業となり、まずは水タンクとふたを外し、本体に残っている水を排水。
乾いた布でふいたのち、水位センサーにたまったごみを綿棒などで取り除き、真ん中にある超音波振動子を柔らかいブラシで掃除する。
基本的に、どのメーカーの加湿器でも、こうした清掃作業は必要になる。筆者の先代の加湿器は、手入れがちょっと面倒で清掃をさぼりがちであったが、こちらの製品はラクなので助かっている。加湿器を購入する際は、こうしたメンテのしやすさもポイントとなるだろう。
お聞きした人:橋本和哉院長
大阪府摂津市の「はしもと内科外科クリニック」院長。内科、外科、整形外科など複数の臨床課目を兼務。西洋医学と漢方を融合し、現代医学が不得意とする病態にも対処することで定評がある。著書は、『医師がすすめる「おふとんヨガ」』(マキノ出版)、『健康と若さを取り戻す「医療ヨガ」』(春秋社)など。
取材・文/鈴木拓也