公務員を志望していた学生が断念した理由、3位給与が低い、2位試験が難しい、1位は？

4. 公務員への志望度向上の決め手は「給与の上昇」が66.7%、次いで「労働時間の見直し」が45.0%

「公務員の労働環境がどのように改善されれば、あなたの公務員志望度は上がりますか？」という質問に対しては、「給与の上昇」が最も多く66.7％、続いて「労働時間の見直し（長時間労働の改善）」が45.0%という結果となった。この結果の背景には、昨今の物価高が生活に影響を与えていることのほか、民間企業における賃上げや初任給引き上げに関するニュースが度々報じられる一方で、公務員に関しては給与が伸び悩んでいる事情があると考えられる。

5.公務員への関心度向上に必要な情報は「入庁後のキャリアプラン」、次いで「入庁後の給与の伸び具合」

「公務員に関するどのような情報を入手できれば、公務員の仕事に興味・関心を持てそうですか？」という質問に対しては、61.7%の学生が「入庁後のキャリアプラン」と回答。以下、「具体的な業務内容」が56.7％、「入庁後の給与の伸び具合」が55.0%と続いた。民間企業においてジョブ型採用など職種に特化した採用手法が取り入れられる中、公務員の職種は幅広く多様なため、入庁後のキャリアイメージや業務内容を想定しづらい現状が推察される。

＜調査概要＞
調査名：公務員に関するアンケート調査
調査期間：2024年1月16日〜1月20日
調査機関（調査主体）：株式会社ワンキャリア
調査対象：2024年卒、2025年卒の大学生・大学院生
調査方法：インターネットを利用したアンケート調査
有効回答数：120

出典元：ワンキャリア調べ

構成／こじへい