昨年も多くの企業が倒産した。では、日本国内における倒産件数・負債総額はどれくらいで、特にどの業種の倒産が目立ったのだろうか?
帝国データバンクはこのほど、2023年の企業倒産件数(負債1000万円以上の法的整理が対象)について集計・分析を行った結果を発表した。
分析の結果、2023年の倒産件数は8497件(前年6376件、33.3%増)と、前年から2000件以上上回ったことがわかった。2年連続で前年を上回り、2015年(8517件)に迫る件数となった。前年からの増加率が33.3%となり、バブル崩壊後で最も高かった。
また、負債総額は2兆3769億300万円(前年2兆3723億8000万円、0.2%増)だった。パナソニック液晶ディスプレイ(株)やユニゾホールディングス(株)など、負債100億円以上の大型倒産が18件(同14件)発生し、10年ぶりに2年連続で2兆円を超えていた。