バズる情報誕生の秘密&人気投稿ベスト3はコレだ!
SNSを始めた当初は、投稿も1週間に一つだけという時期もあったとか。しかし2017年頃から「平日1日1投稿」というルールにしたという。
その頃からフォロワー数が増加。一年で3倍以上の60万人を超え、一躍人気アカウントとして広く知れ渡った。
――役立つ情報はどうやって生み出しているのでしょうか?
「災害に関する様々な情報に目を通しているほか、日々の気付きや家族からの何気ない一言がきっかけになっています。投稿するネタに関しては特に上からの指示があるわけではなく、災害や防災に関する内容を広く採用しています」
よくみると、文面やフレーズもその日の担当者によって個性が滲み出ている。しかも警視庁アカウントなのに語り口がやわらかい。親近感に満ちた言葉がスッとユーザーの心に浸透していくことが人気の秘訣なのかもしれない。
そんな柔軟かつ真面目な部署がこれまでSNSでバズらせた情報をまとめてみた。
【反響があった投稿ベスト3】
(1)「10円玉で袋を簡単に開ける方法」(15万いいね)
出先でお菓子の袋などを開けるのに、素手ではなかなか開けられず困った経験はありませんか?そんな時は10円硬貨2枚を使って簡単に開けることができます。写真のように硬貨で袋を挟み込み、スライドさせると簡単に開けることができます。避難所等でハサミが無い時などは知っておくと便利です。 pic.twitter.com/91thqUncV3
— 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) October 24, 2017
(2)「衣類の便利なたたみ方(ミリタリーロール)」(13万いいね)
(3)「両手が塞がり困った時はビニール袋ひと捻り」(13万いいね)
「警視庁警備部災害対策課」が世に放つ情報は日常で役立つノウハウが満載。これからも期待したい思いでいっぱいなのだが、今後、災害対策課が取り組んでいきたいこと、SNSで挑戦したいこととは?
「災害が発生した時は多くの方が必要としている正しい情報をタイムリーに発信していきます。また、普段は今までどおり、多くの皆様に防災意識を高めていただけるよう、身近な物を使った防災術や減災に関心をもっていただける発信をしていきたいと思います」
最後に、愛する家族のために役立つ情報を一つだけ紹介しておこう。
【もしもに備えて家族の写真を撮っておこう】
私は家族で遊園地などに出かける時、子供の写真を撮ってから出かけています。迷子になってしまった時に当日の服装などをすぐに思い出せるからです。兄弟でお揃いの服だとなおわかりやすくなります。災害発生時などは、特にお子さんから目を離さず、避難する前には写真を一枚撮っておくと安心です。 pic.twitter.com/w8XBK7p14d
— 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) June 12, 2023
取材協力:警視庁
警視庁警備部災害対策課 Xアカウント
@MPD_bousai
文/太田ポーシャ