「AI被写体認識AF」がさらに進化し、新たに人物認識に対応
ディープラーニング技術を活用して開発した「AI被写体認識AF」が、フォーミュラーカー・バイク、飛行機・ヘリコプター、鉄道、鳥、動物(犬・猫)に加え、新たに人物の認識が可能となった。
これは定評ある顔優先/瞳優先AFを「AI被写体認識AF」として統合、発展させたもので、人物が横向きや後ろ向き、目や口が隠れていてもオートフォーカスが働くよう認識能力が向上しているという。
また、人物、動物などでは最大8体まで検出して、どのターゲットを追うかの選択も可能。さらに、スーパーコンパネ上で検出被写体の設定が迅速に行なえるなど操作性も向上した。
メモリー増設により連続撮影可能枚数の大幅アップ、高速撮影能力が向上
1stレリーズで記録を開始、2ndレリーズの瞬間からさかのぼって記録することで、人の反応タイムラグが原因で撮り逃がした瞬間も確実にとらえるプロキャプチャーも搭載し、AF/AE固定で最高約120コマ/秒、AF/AE追従でも約50コマ/秒の高速連写が行なえ、素早い動きの瞬間を確実にとらえることができる。
また、「OM SYSTEM OM-1 Mark II」では、搭載バッファメモリーを増設し、プロキャプチャー時にさかのぼって撮影可能な枚数は約99枚(「OM SYSTEM OM-1」は70枚)に増加。
同様に連写撮影、約120コマ/秒時の連写枚数もJPEGで約219枚、RAWで約213枚(「OM SYSTEM OM-1」はそれぞれ約92枚)にアップした。
↑バッファメモリーを増やし、プロキャプチャー時に 遡って撮影可能な枚数は約99枚に向上
ハードな撮影条件に対応する高い防塵・防滴・耐低温設計で、信頼のダストリダクションシステムも搭載
堅牢で軽量なマグネシウム合金ボディーの適所にシーリング部材を効果的に配置することで、高い防塵・防滴設計(防塵・防水保護等級IP53)対応したほか、低温下においても確実に動作する耐低温-10℃を実現し、過酷な環境下での撮影を可能とした。
また、576万ドットの解像とファインダー倍率 0.83倍、そして表示遅れ 0.005秒、120コマ/秒の高速表示性能を備え、光学ファインダーの利点に迫りつつ、電子ファインダーならではの暗い場面でも被写体が判別できる・露出の状況がわかるといった利点を併せ持つ高性能EVFを採用。雨中などの撮影でも曇りにくく、クリアな視界が得られる防曇処理が施されている。
さらに、レンズ交換時のゴミの付着や、内部の機構部品から発生するイメージセンサー面へのゴミの付着を排除し、ゴミの写り込みを激減させるダストリダクションシステムも搭載する。
↑防塵・防水保護等級IP53のため、ボディー各所に施されたシーリング
製品情報
https://jp.omsystem.com/product/dslr/om-omd/om/om1mk2/index.html
構成/立原尚子