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何かに失敗してしまったときや、自分のせいで周囲に迷惑をかけてしまったときなどに、自分のことを「ダメ人間」と思ってしまう方がいます。
自分のことをダメだと思ってしまうのには、自分の中でイメージした自分と実際の自分との違いが関係しています。
本記事では、自分のことをダメ人間と思ってしまう人が持つ特徴を知り、今の自分を受け入れる方法をご紹介します。
自分のことを「ダメ人間」と追いつめてしまう人の特徴
自分のことを「ダメ人間」だとまで思い込んでしまう人にはいくつかの特徴があります。ここでは物の考え方など、思考からくるものを取り上げます。
1.ネガティブな発言が多い
自分のことをダメ人間だと思ってしまう人は、日常的にネガティブな発言が多いという特徴があります。
何かに挑戦するときには、「自分にはきっとできない」「頑張るだけムダかもしれない」などとネガティブな発言を繰り返し、最初から諦めるクセもついています。
挑戦する前にそんなマイナスなことばかりに心が囚われていれば、本来の力は出せません。それで失敗したときには「やっぱり」と負のループに陥ってしまいます。それによって、より自分のことをダメ人間だと強く思い込んでしまうのです。
2.失敗から自分を責め続ける
失敗したことを忘れずにずっと自分を責め続けることも、大きな特徴の1つです。
失敗を繰り返さないためには忘れないことも大切ですが、いつまでも引きずっている状態であれば1.と同様に本来の力を出せることもなく、負のループから抜け出すことは難しいでしょう。
3.「できないこと」ばかりに注目する
人によって得意なもの、不得意なものは違います。これは当然のことで、学生時代に数学が得意な人がいたり、体育が得意な人がいたと思います。稀にすべてにおいて無難にクリアしていく強者もいますが、それはほんの一握りの人だけ。その人にだって、苦手なものはあるはずです。
自分のことをダメ人間だと思ってしまう人は、自分のできないことばかりに注目してしまうクセがついています。得意なことと苦手なことを思い浮かべてみてください。苦手なもののほうがすぐに思いついたなら、自分を気づかずに否定してしまっている可能性があります。
ダメ人間と自分を否定しないで!自分を好きになる4つの方法
自分のことをダメ人間と思ってしまう人は、どんどん自分のことを嫌いになってしまう可能性もあります。ここでは、今の自分を好きになる方法をお伝えします。
1. 「できないこと」ではなく、「できること」に目を向ける
特徴でも触れましたが、自分のことをダメ人間だと思ってしまう人は、自分のできないことにばかり注目してしまうクセがついています。これをやめてください。自分のできないことではなく、「できること」に目を向けてみましょう。
自分を否定する人に限らず、人は自分自身の得意なことを見つけるのが少し下手です。なぜなら、大きな努力もなくできることは、自分の中で「できて当たり前」のことだとインプットされてしまうからです。
自分の得意こと、できることを見つけるには、親しい人に聞いてみてください。きっと「得意だからいつもあなたにお願いしてしまう」といったことが見つかるでしょう。
2.失敗した“自分”ではなく、失敗した“こと”を反省する
こちらも特徴で取り上げたものですが、失敗をしてしまってそれを悔やむとき、自分のことをダメ人間だと思う人は自分自身を責め、それを糧にさらに成長しようとする人は失敗した内容を反省します。
失敗は誰にでも起こることです。失敗したときは「なぜ失敗したのか」と、その失敗した内容を反省するようにしてください。
決して「こんなミスばかりをする自分はダメ」と自分を責めてはいけません。自分を責めるだけでは、次回に活かすこともできずに負のループに陥ってしまうだけです。
3.やり遂げられる小さな目標を立てる
人は失敗したときに自分を責めたり、否定してしまいます。そのクセを直すためには、やり遂げられる小さな目標を立てることが有効です。
目標は本当に些細なもので構いません。例えば、「会社に遅刻せずに行く」、「いつもより10分早く寝る」などでいいのです。小さな目標はたくさん作り、それを成し遂げていきましょう。成功体験を積み重ねることで自己肯定感が向上し、自分のことを認められるようになっていきます。
4. 今の自分を受け入れる
自分の中にある理想の自分と現実の自分との差が大きいほど、人は自分のことを否定しがちになります。
理想の自分とは、どのようなイメージを持っていますか。何事にもミスなくやり遂げ、周囲の期待にも応えるような存在でしょうか。もし、そんな完璧に近い人をイメージしているのなら、そんな人はまず存在しません。周囲から憧れの存在の人だって、苦手なことは必ずあります。
ダメな部分ととことん向き合って克服するのではなく、そんな自分を受け入れてください。「ここはダメだけど、私は〇〇が得意」というように自分のできることと共に自分のダメな部分と受け入れるだけで心はグッと軽くなります。
文・構成/藤野綾子
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