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ビジネスの基本「何卒よろしくお願いします」の正しい使い方【例文付き】

2024.02.04

ビジネスシーンでよく使われる「何卒よろしくお願いします」という表現。特に、相手に物事を丁寧に依頼する場面で使われる言葉のため、正しく使えるようにしておきたい。 

そこで本記事では、「何卒よろしくお願いします」の意味正しい使い方を解説する。仕事で英語を使う機会が多い方は、最後に紹介する「何卒よろしくお願いいたします」と同じようなニュアンスを持つ英語表現もチェックしてほしい。  

「何卒」の読み方と意味 

まずは「何卒よろしくお願いします」の読み方と意味を見ていこう

■「何卒」の読み方は「なにとぞ」 

「何卒」の読み方は「なにとぞ」。相手に強く願う気持ちを表す言葉で、「どうぞ」や「どうか」と言い換えられる。ちなみに、「どうぞ何卒」「何卒どうか」といった表現は二重表現となるため誤り。 

「なにとぞ」は、代名詞「なに」格助詞「と」係助詞「ぞ」から成り立つ言葉。格助詞の「と」は「〜について」と訳すことができ、「ぞ」は強調の働きを持つ。3つを合わせることで「(代名詞)についてどうか(お願いします)」という意味になる  

■「何卒よろしくお願いします」と「何卒よろしくお願いいたします」はどちらが正しい? 

「何卒」、目上の人に対して使用する丁寧な表現。自分が主語の動詞が後に続く場合、「何卒」の後に続く言葉は「お願いします」よりも、謙譲語の「お願いいたします」を使う方が良いとされている。

「何卒お願いします」でも間違いではないが、人によっては不自然と捉えられることもあるため、「何卒お願いいたします」とするのが無難だろう。 

また、「いたします」を「致します」と漢字表記した方がフォーマルなのではないかと考える人も少なくない。この場合の「いたす」は、単体で意味を持つ動詞としてではなく、「お願い」にかかる補助動詞の役割を持つため、ひらがな表記が正しい。  

■「何卒よろしくお願いします」の言い換え表現 

「何卒よろしくお願いします」の言い換え表現としては、「何卒よろしくお願い申し上げます」が挙げられる。 「申し上げる」は「言う」の謙譲語。取引先などに何かを依頼をする際に使用すると、より丁寧な印象が与えられる。  

「何卒よろしくお願いいたします」の使い方 

「何卒よろしくお願いいたします」は丁寧な表現であるため、目上の人や職場の上司に対して使用するのが基本。上司や目上の人であっても、関係が深い場合には、他人行儀な印象を与えないために、少し軽い表現の「どうぞよろしくお願いします」を使うケースもある。 

ここでは、シチュエーション別に「何卒よろしくお願いします」正しい使い方を見ていこう。  

■依頼 

「何卒よろしくお願いします」「何卒よろしくお願いいたします」は、目上の相手に対して何かを依頼をする際に多く使われる。 

以下の例文の通り、依頼内容に「〜のほど」とつけるのが一般的。  

【例文】 

「ご確認のほど、何卒よろしくお願いいたします」 

「ご査収のほど、何卒よろしくお願いいたします」 

「ご検討いただきますよう、何卒よろしくお願いいたします」  

他にも、「何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます」「何卒ご容赦ください(ませ)」などの定型文も覚えておくと役立つだろう。  

■挨拶 

初めて取引先にメールをする際「〜社の〇〇と申します。何卒よろしくお願いいたします」のような形で使用できる。 

なお、口語で「何卒」はあまり用いられないため、対面で挨拶をする場合は「どうぞ」などに言い換えるのがより自然だろう  

■メールの締めの文章 

ビジネスメールの締めの文章として使用することもある。 

ただし、メールの本文で「お願いします」を使った依頼の文章を使用する場合は、重複表現となってしまうため、注意しよう。  

「何卒よろしくお願いいたします」に対する正しい返答  

依頼内容が含まれる連絡に対する返事は、「承知しました」「かしこまりました」とするのが良い。  

依頼ではなく、挨拶としての「何卒よろしくお願いします」に返信する場合は、「こちらこそ、どうぞよろしくお願いいたします」が適している。  

「何卒よろしくお願いします」の英語表現  

英語を使用する国と日本では文化の違いがあるため、「何卒よろしくお願いします」に対する直訳表現は存在しない。 

「何卒よろしくお願いします」に近いニュアンスを示すためには、「Thank you in advance」を使用するのが良いだろう。ビジネスシーンで依頼メールを送る際は、「Thank you in advance for your cooperation.(あなたのご協力に、あらかじめ御礼申し上げます)」と表記すると良い。 

ビジネスメールの文末表現としては、「Regards,氏名」「Kind regards,氏名」「Warm regards,氏名」などの表現を使用するのが一般的。「何卒、どうぞよろしくお願いいたします」とメールの最後に記すのと同様、相手への敬意を表現できる   

※情報は万全を期していますが、正確性を保証するものではありません。

文/編集部 

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