Nekodamonoの開発担当者にお話を伺ってみた
キャットジャガードスツールをはじめインテリア性の高い猫オーナー向け家具を展開するNekodamonoについて、開発担当の方に開発背景などを伺ってみた。
――キャットジャガードスツールのこだわりと、猫の飼い主さんにおすすめしたいポイントを教えてください。
1つは、「キャットジャガード」を使用したこと。爪とぎによるほつれによって、デザインがオリジナリティある姿に変化します。2つ目は、ほつれた部分が自由にアレンジできること。猫がひっかかなかったら、もちろんそのまま人が使用してもOK。ハサミでカットしてフリンジのようにカジュアルなデザインに変更するなど、好みのスタイルに調整可能です。
3つ目は、インテリアのアクセントになること。生地の幾何学模様とカラーリングによって、インテリアのアクセントとして猫のいない家でも活躍するアイテムになります。また、脚部は2WAY仕様なので、木脚とアジャスターを使い分けしていただくこともできます。(KANADEMONO 商品開発担当)
――Nekodamonoのラインアップには他にもユニークなアイテムが多数ありますが、アイデアが生まれるきっかけやプロダクト開発の背景を教えていただけますか?
KANADEMONOでは経営陣も含め、社員の中で猫好きや猫飼いが多くおります。市場にある猫専用アイテムはデザインがポップすぎたり、カラーが派手だったりと、飼い主こだわりの居住空間から浮いてしまうという悩みを解決したいと思ったことが開発のきっかけでした。
Nekodamonoというネーミングはブランド名の「KANADEMONO」と「Neko(猫)」の掛け合わせというだけでなく、「自由気ままな猫だもの」という意味を込めたダブルミーニングになっています。KANADEMONOのシンプルでミニマルなデザインのプロダクトと調和しながら、猫と人の両方が使用できるアイテムの開発やセレクトを目指しています。
例えば、猫とのコミュニケーションを創出する『ネコ穴つきテーブル』は、ワイヤーバスケット+鉢カバー(別売り)を取り付ければ収納場所としても活用できます。(KANADEMONO 商品開発担当)
■ 『THE LOW TABLE / ネコ穴付き』
『THE LOW TABLE / ネコ穴付き』は、ローテーブルに「ネコ穴」をあけた遊び心のあるデザイン。天板にぽっかりあいた直径18cmの穴は、猫が顔を出したり通り抜けて遊ぶことができるようになっている。
猫が休憩中のときや、飼い主が天板全面を使いたいときは、穴を塞いで通常のローテーブルのように使うこともできる。空間に合わせて天板と脚部の組み合わせをチョイスしたり、テーブルの幅を1cm単位でオーダーできるのも嬉しい。
出典:THE LOW TABLE / ネコ穴付き|Nekodamono
● サイズ:天板幅 600~1600mm・天板奥行き 500~700mm/高さ 350mm(※アジャスターの高さは含まない)/アジャスター厚み 約10mm(+5mmまで調整可能)/穴サイズ φ180mm(外側 φ200mm)/木製ブロック φ195 × 厚み20mm
● カラー:天板 4色(ナチュラル・ブラウン・ブラックブラウン・アッシュグレー)/脚部2種×2色(ブラック・ホワイト)
● 素材:ラバーウッド材/スチール
● 耐荷重:50kg
担当の方のお話によると、Nekodamonoシリーズは今後も拡充していく意向だという。猫好きによる猫好きのためのプロダクトとあって、今後の展開も楽しみだ。
猫も人もリラックスできるインテリアのススメ
猫にとって楽しくて快適な空間を提供しながら、飼い主のお気に入りのインテリアにもなるNekodamonoのプロダクトをご紹介した。
飼い主としてはまず猫がリラックスして暮らせる環境を優先したいが、できれば人間にとっての心地よさもほしいのが本音だ。
愛猫のために自分らしいインテリアをあきらめていたという飼い主さんは、今回紹介したような猫オーナー向けインテリアを取り入れてみてはいかがだろうか。
取材協力・画像提供/ルームクリップ株式会社 KANADEMONOカンパニー
■ KANADEMONO
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文/黒岩ヨシコ
編集/inox.