【JR西日本編】乗車人員4万人以上10万未満の駅における家賃相場が安い駅は?
1日の乗車人員が4万人以上10万人未満の駅にも注目し、家賃相場を調査した。
家賃相場が安い駅の1位は兵庫県明石市の「明石」(55,000円)で、TOP10内で唯一の5万円台となった。2位「姫路」(60,000円)と兵庫県内の駅がTOP1、2を占め、3位には「高槻」(62,000円)がランクインした。
「高槻」は大阪駅から京都駅の中間に位置し、新快速で大阪から16分、京都から13分と通勤通学に利用しやすい駅だ。さらに4位「尼崎」「茨城」と東海道・山陽本線の駅が続く。
6位は「鶴橋」「新今宮」(65,000円)と大阪環状線の駅がランクイン。8位「神戸」(68,000円)、9位「新大阪」(70,000円)はともに東海道・山陽本線、10位「北新地」(89,000円)は東西線唯一のランクインという結果になった。
【Osaka Metro編】乗降人員10万人以上の駅における家賃相場が安い駅は「天王寺駅」
「2022年度 のOsaka Metro路線別駅別乗降人員」において、乗降人員10万人を超える大規模駅は8駅。最も乗降人員が多い駅は「梅田」で376,997人と唯一30万台だ。同エリアの「東梅田」「西梅田」やJR「大阪」、阪急電車、阪神電車などの私鉄各線への乗り換えも可能で、関西で最もにぎわうターミナル駅だ。
8駅で最も家賃相場が安い駅は「天王寺」(67,000円)。「天王寺」は、JR西日本編のランキングでも2位に入っていることから、関西において賑わいがありながらも家賃相場が割安な街と言えるだろう。
2位は「新大阪」(70,000円)、3位には3路線が乗り入れる「なんば」(71,000円)がランクインした。Osaka Metro3路線の他、関西国際空港や和歌山まで繋がる南海本線、近鉄奈良線「大阪難波」では阪神なんば線が乗り入れているため、「大阪ドーム」「西九条」を通って兵庫県「尼崎」までアクセスできる。
4位「梅田」(78,000円)、5位「心斎橋」(79,500円)、6位「本町」(80,940円)、7位「淀屋橋」(84,000円)と御堂筋線沿線の駅がランクイン。御堂筋線は大阪市役所をはじめ、商社や大手企業のオフィス街、老舗百貨店や飲食店で賑わう繫華街にアクセスできる。
オフィス街には歴史的建築物が残り、繫華街には観光客を飽きさせない食やファッションの専門店が集まり、関西人にとってオンもオフも欠かせない路線の一つといえるだろう。
同率7位「東梅田」は14万以上が利用し、その谷町線は大阪市街の利用者も多い路線のため、梅田エリアで駅勢圏が重なる御堂筋線「梅田」や四つ橋線「西梅田」との違いがある。