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「取り急ぎ」は失礼にあたる?ビジネスシーンでの正しい使い方と言い換え表現

2024.02.08

ビジネスメールの文末に「取り急ぎ」という言葉を加えるのは、失礼にあたるのではないかと気になったことはありませんか。「取り急ぎご報告まで」と伝えたままにしておくのは、適切ではありません。「取り急ぎ」の意味や注意するポイント、言い換え表現をご紹介します。

「取り急ぎ」の意味とは

取り急ぎは、「いそぎ」を強めていう言葉で、「とりあえず急いで」という意味で使われます。

「とりあえず」という言葉は、本格的な対応は後回しにして、今できる緊急対応を最優先させるさまを想起させます。つまり、「急いでいるから本格的な対応は後でするけれど、今はとりあえずこの対応をしておきますね」というニュアンスを伝えます。

とくに緊急性の高い場面における、ビジネスメールの文面で使われることが多いでしょう。

参考:デジタル大辞泉

■もともとは手紙でのやり取りで使われていた

取り急ぎという言葉は、もともとは手紙でのやり取りで使われていました。手紙はメールと違い、相手に届くまで一定の時間を要します。そのため、「ひとまず連絡しておきます」という意味で使われていました。詳しい内容は、後から出す次の手紙で伝えることが一般的であったためです。

しかし、メールであれば届くのに時間はかかりません。そのため、緊急の要件でもないのに取り急ぎという言葉を使うことに、違和感を覚える人もいます。何も考えず、メールを締める定型文のように使うのは避けるのが賢明です。

■目上の方に使うと失礼になるケースも

取り急ぎという言葉を目上の人に使ったとしても、失礼だと捉えない人もいるでしょう。

しかし、できる限り使用しないほうが無難です。取り急ぎは、「今は時間がないので詳細の説明ができない、そのためひとまず一報する」という意味です。相手が目上の立場であるのに、「今は忙しいから時間を割けない」と伝えていることになるため、たとえ後日改めて丁寧な連絡をした場合でも、失礼だと受け取られてしまうリスクがあります。

「取り急ぎ」をビジネスメールで使う主な場面

取り急ぎは、現状では詳しい内容は決まっていないものの、まずは概要を伝えなければならない時に使う言葉です。ビジネスでは「報・連・相(ほうれんそう)」が重んじられ、報告や連絡の徹底が重視されます。ここからは、ビジネスメールで「取り急ぎ」という言葉を使う場面をご紹介します。

■報告する時

仕事の進捗は、基本的にその都度上司への報告が求められるでしょう。進捗報告がないと、上司は「計画通りに進んでいるのか」と不安になる可能性があります。緊急を要する予定があり、詳しく報告できないような場面でも、ひとまず情報を伝えることが基本です。

「〇〇プロジェクトについて、取り急ぎ下記のとおり報告いたします」というように使います。取り急ぎの報告で終わらせず、後ほど詳しく報告する旨を伝えることが大切です。

■連絡する時

会議や商談の日程が変更になった時は、早めに連絡する必要があります。代替日が決まっていないなど、詳細事項が決まっていない状況でも、取り急ぎ連絡することが重要です。

「明日11時開催予定の社内会議の延期が決定しました。取り急ぎ、ご連絡させていただきます。代わりの日程が決まり次第、改めてご連絡いたします」などと使います。

「取り急ぎ」をビジネスメールで使う際の注意点

ひとまず連絡や報告をする際に使いやすい、取り急ぎという言葉ですが、使用にあたっては、いくつかの注意点を押さえておく必要があります。主な注意点は以下の4つです。

  • 後日改めて丁寧な連絡をするのがマナー
  • 報告・連絡事項の発生後すぐのメールで使う
  • お礼やお詫びには極力使わない
  • 「取り急ぎご報告まで」などと省略しない

それぞれの内容を解説します。

■後日改めて丁寧な連絡をするのがマナー

ビジネスメールで、取り急ぎ連絡や報告をする際は、後日改めて丁寧な連絡を入れるのがマナーです。そのまま放置してしまうと、相手を待たせたままになってしまいます。そのため、後で連絡をする予定がある時にのみ、「取り急ぎ」を使いましょう。

■報告・連絡事項の発生後すぐのメールで使う

報告・連絡事項が発生してから何日も経っているのに、取り急ぎの言葉を使うのは適切ではありません。取り急ぎは本来、急いで伝える必要のある内容を、とりあえず伝えなければいけない時に使う言葉です。そのため、日数が経っている緊急性の低い用件に使うのは避けてください。

■お礼やお詫びには極力使わない

取り急ぎという言葉は、お礼やお詫びには極力使わないように注意しましょう。少しでも早く感謝やお詫びの気持ちを伝えようと、取り急ぎという言葉を使っている場合でも、とりあえずの感謝、あるいは謝罪と捉えられる可能性があります。

時間が限られている中で感謝を伝える時は、「とりあえず」というニュアンスがなくなるように、取り急ぎを「まずは」と言い換えるとよいでしょう。

■「取り急ぎご報告まで」などと省略しない

文末に「取り急ぎご連絡まで」とだけ記載しているビジネスメールは、丁寧さに欠ける印象を与えかねません。「取り急ぎご報告のみで失礼いたします」のように、続きの文章を省略せずに最後まで書くように意識しましょう。

「取り急ぎ」の言い換え表現と例文

状況次第では、取り急ぎを別の表現に言い換えることが可能です。取り急ぎを言い換えるのに使える言葉としては、主に以下の3つが挙げられます。

  • 一旦
  • まずは
  • 〇〇のみで失礼いたします

それぞれの言葉の意味と例文を確認しましょう。

■一旦

「一旦(いったん)」は取り急ぎの代わりに使える言葉です。ややフランクな印象があるため、クライアントや上司などに使う際は、状況的に適切かどうかを判断する必要があります。「一旦ご報告いたします」「一旦ご連絡のみで失礼いたします」のように使います。

■まずは

取り急ぎという言葉を使う場面のほとんどで、「まずは」と言い換えられるため、覚えておくと便利です。取り急ぎよりはやや砕けたニュアンスですが、十分丁寧な表現として使えます。「まずは御礼申し上げます」などと使いましょう。

■略儀ながら

「略儀ながら」は、正式な内容を省略して伝える時に使う言葉です。「急いで」というニュアンスはあまり含まれません。取り急ぎのような、急いでいるからひとまず報告するというよりは、内容を省略する場面で使う表現といえるでしょう。「略儀ながらご報告いたします」というように使用します。

■〇〇のみで失礼いたします

緊急の連絡では、内容を簡潔に伝えることが求められるでしょう。文章の最後に、「〇〇のみで失礼いたします」と書き添えてください。「以上、報告のみで失礼いたします」などと使います。

「取り急ぎ」の意味を理解して正しい使い方をしよう

取り急ぎは、「いそぎ」を強めて表し、「とりあえず急いで」という意味で使われる言葉です。とくに緊急性の高い場面における、ビジネスメールの文面で使われることが多いといえるでしょう。

ひとまず報告や連絡をする際に使うため、後から丁寧な連絡をするのを前提として使うことを押さえておく必要があります。マナー違反にならないよう、正しく使いこなしましょう。

構成/橘 真咲

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