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「懸案事項」とは?間違えやすい「懸念事項」との違い 

2024.01.30

ビジネスシーンで解決されていないままのタスクや、保留になっている業務を指して使われる「懸案事項」。言葉の意味や使い方を理解せずに、なんとなく使っている人も多いのではないだろうか。 

そこで本記事では、「懸案事項」の正しい読み方と言葉の意味、理解が混同しやすい「懸念事項」との違いを解説する。後半に紹介する「懸案事項」の類語や英語表現も、ぜひこの機会に確認しておこう。  

「懸案事項」とは

「懸案事項」の正しい読み方は「けんあんじこう」。 

「前から問題になってるまま、まだ解決されていない事柄」を意味する言葉で、解決されていないままのタスクや、保留になっている交渉などを指して使われる。 

■使い方と例文

懸案事項は、新聞やニュースなどの報道やビジネスシーンなど、かしこまった場面で使われることが多い  

【例文】 

「あの提案の懸案事項を解決しなければならない」 

「この懸案事項をどうにかしなければ、新しいビジネスが進まない」 

「海外から商品を輸入する際の懸案事項を、上司に報告した」 

「今後、これらの懸案事項を協議する必要がある」  

■懸念事項との違い

ちなみに、「懸案事項」と意味が混同されやすい「懸念事項(けねんじこう)は、ビジネス上では、今後予想される気掛かりで不安な物事を指す言葉。現在、すでに問題になっている事柄を表す「懸案事項」とは問題の発生時期が異なる正しく使い分けられるようにしよう   

「懸案事項」の類義語は? 

次に、懸案事項と似た意味を持つ、言い換え表現を紹介する。語彙の幅を広げるのにぜひ役立ててほしい。  

■気掛かり(きがかり) 

どうなるか不安で、頭からその物事が離れないことを指す言葉。  

【例文】 

「明後日の空模様が気掛かりだ」 

「気掛かりなのは孫のことだ」 

「息子が起こした不祥事が気掛かりだ」 

「気掛かりなことがあるため、プレゼンに集中できない」  

■未解決(みかいけつ)  

問題・紛争が解決されていないこと、結論や答えが出ていない事柄を意味する。  

【例文】 

「あのとき未解決だった事件はどうなったのか知りたい」 

「彼はこの問題を未解決のままにしておくつもりだ」 

「未解決のままだと、このプランは保留になるだろう」 

「先生たちの問題が未解決な限り、生徒には良い影響はないだろう」  

■心掛かり(こころがかり)  

心配で気にかかること、またその様子を表す言葉。  

【例文】 

「心掛かりなのは祖父の病状だ」 

「後輩のことが心掛かりなまま部署を異動した」 

「田舎に残した両親のことが心掛かりだ」 

「プレゼンの結果が心掛かりだ」  

■保留(ほりゅう) 

問題になっている事柄をその場で決定せずに延ばしておくこと、そのまま留めておくことを意味する。  

【例文】 

「事業プランの回答を保留する」 

「このまま採用の返事を保留されると困る」 

「今日が締め切りの回答を保留させてほしい」 

「今回の会議では、この提案は保留にしておこう」   

「懸案事項」の英語表現 

最後に、懸案事項英語で表したい場合に使える表現と例文を紹介する。英語を使う機会が多いはチェックしておこう。  

■pending 

未決定であることや、解決せず結論が宙に浮いていることを意味する表現だ。  


【例文】 

“I have to finish a pending item of business.” 

(私はやり残した仕事をしなければならない) 

“He is scheduled to discuss the entire range of pending bilateral issues between the two countries tomorrow.” 

(彼は、明日、両国間の懸案事項全体について話し合う予定だ)  

■concern 

相手に心配させたり、自分が心配に思ったりすることを意味する表現。  

【例文】 

“We need to discuss a major concern for all trade.” 

(我々は貿易に関する懸案事項の全てを話し合う必要がある) 

“She identified local concerns.” 

(彼女は地域の懸案事項を発見した)  

■hurdle 

解決が難しい問題を表す言葉だ。  

【例文】 

“There were many hurdles in expanding overseas.” 

(海外展開において多くのハードルがあった) 

“Let’s clear a hurdle at times like these.” 

(こんなときこそ困難を乗り越えよう)  

■problem 

ビジネス上のトラブルや対処が必要な困難を指す。 

【例文】 

“He had a troublesome problem.” 

(彼はやっかいな問題を抱えていた) 

“What do you think about this problem?” 

(この問題についてはどう思う?)

※情報は万全を期していますが、正確性を保証するものではありません。

文/編集部

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