「真摯に向き合う」に類似することわざ
「真摯に向き合う」と類似する意味を持つことわざもあります。
・雨垂れ石を穿つ(あまだれいしをうがつ)
・一芸は道に通ずる(いちげいはみちにつうずる)
「雨垂れ石を穿つ」とは、小さな努力でも根気よく続けてやれば、最後には成功することを意味することわざです。中国の古書『漢書』に記載されています。「雨垂れ石を穿つというから、少しずつでも勉強を続けてみては?」のように使ってみましょう。
「一芸は道に通ずる」の「一芸」とは、芸事や技芸を指します。一つのことを極めた人は、他の分野においても道理を理解していることを示すことわざです。「中途半端に学ぶのではなく、その道のプロを目指しましょう。一芸は道に通ずるといいます」のように使います。
適切な場面で「真摯に向き合う」を使おう
「真摯に向き合う」はまじめに取り組むときに使える便利な言葉です。ただし、堅苦しい印象があるため、使う場所を選ぶようにしてください。
また、向き合う対象を明確にすることも大切です。誠実な気持ちが伝わるように、言葉を選びましょう。
構成/林 泉