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何かを失敗したとしても、くよくよせずに立ち直りが早かったり、後に引きずらない人を見て羨ましく思ったことはないでしょうか。
上記のような特徴を持つのは「メンタルが強い」と言われる人です。
自分も同じようになりたいと思っても、「今さら変われない」と思っていませんか。メンタルが強い人は実はシンプルな考えの持ち主であり、自分を知ることで考えは切り替えることができます。
本記事では、「メンタルが強い」人の特徴、そしてメンタルが強くなる考え方のコツをご紹介します。
メンタルが強い人の特徴5選
メンタルが強い人には共通点があります。ここでは代表的な特徴を紹介していきます。
1.変化に柔軟
メンタルに強い人はどのような変化も柔軟に受け入れます。
これは自分というものを持ちつつも、自分の考え方に固執はしていないということです。例えそれが悪い変化だとしても、その事柄を違う角度か見ることでポジティブに捉えられているのです。
2.自分の意見をハッキリと伝えられる
1.で触れたように、メンタルが強い人は自分と違う考えに対しても柔軟性を持っているので、自分と違う意見も受け入れることができます。
この特徴を持つ人は、自分の意見も臆することなくハッキリと伝えることができます。なぜなら、自分と他人の意見が違って当然ということをわかっているから。違うことは当たり前なので、同じ意見を持っていないと否定されるかもしれないという恐れはありません。
3.みんなに好かれようとしていない
みんなに好かれようとしないところも、メンタルが強い人の共通した特徴です。前述した通り、メンタルが強い人は、「自分は自分、他人は他人」と割り切っています。諦めではないのですが、全員から好かれることは不可能だと理解しています。
みんなから好かれるために、自分を曲げてまで空気を読むことは苦手かもしれませんが、自分と同じように他人のことを尊重するので、他人を強く否定することは少ないでしょう。
4.一人の時間を持っている
メンタルが強い人は孤独に強く、ずっと群れの中にいるというよりも一人の時間を好む傾向があります。
これは、自分の好きなものやことに他人の評価や意見を求めていないから。自分を持っているので、自分だけで行動できる強さを持っています。
5.ストレスを上手くコントロールできる
ストレスを上手くコントロールできるのもメンタルが強い人の特徴の1つです。
メンタルが強い人は、自分がどのようなものにストレスを抱える傾向があり、そのストレスがかかった場合の自分に合った発散方法を知っています。
他人に合わせることを優先するのではなく、自分と向き合うことに時間を多く使っています。
メンタルが強くなる考え方
次にメンタルが強くなる考え方のコツをお伝えします。考え方は実にシンプル。「自分を知る」ことです。
1.自分の気持ちを紙に書く
これは自分の弱い部分を知るための方法です。自分の気持ちを紙に書いてみましょう。
書くことは、嫌な気持ちになったときの場面と感情です。例えば、「辛くなった→自分の担当ではない雑務を押しつけられた」という感じです。そうすることで漠然とした不安や嫌な気持ちが明確にすることができます。
また、紙に書くことで客観視することができ、自分が嫌なものやことが見えてきます。
この習慣を持つことで自分が何に対してストレスを感じやすいのかがわかってきます。
2.他人と自分を切り分ける
特徴でも触れたように、メンタルが強い人は「自分は自分、他人は他人」と割り切っています。他人に左右されないためには、この考え方は非常に大切です。他人に左右されてしまうと、自分の本当に好きなことより、他人から否定されないものを優先するクセがついてしまうからです。
何度も言いますが、全員から嫌われないことは不可能です。日本人が大好きなメニューのカレーだって嫌いという人はいます。好感度1位の芸能人のことを嫌いだという人もいます。全員に好かれることは不可能であり、その必要はないことを覚えておいてください。
3.事実とイメージを切り分ける
何かに対して不安に感じたとき、その漠然した不安はこの先起こるかもしれないというマイナスのイメージであることが多いです。
例えば、仕事でミスをしたとき、事実は「仕事でミスをした」ということだけ。その後も落ち込み続けてしまう人は「次もミスするかもしれない」という不安に苛まれているのです。ミスはミスで落ち込むことも大切ですが、気持ちを切り替えるには事実だけを受け入れて、次に活かすことに目を向けましょう。
4.自分のストレス解消法を見つける
自分のストレス解消方法を見つけることも、メンタルを強くする方法として有効です。ストレス解消法には、そのストレスの原因に働きかけるものから、別のもので解消するものなど、さまざまあります。
ストレスの原因に働きかける方法は、例えば、仕事量がストレスの元になっているのであれば、上司や同僚に相談することでストレスの原因をなくしていくというものです。
別のものでストレスを解消する方法は、ストレスのことを考える時間を失くしたり、別の方法で発散することです。例えば、仕事でストレスを抱えていたら、カラオケに行ったり買い物に行ったりすることがこれに該当します。
自分が何が嫌いで何が好きなのかを考える時間の中で、自分なりのストレス発散方法を探してみてください。
文・構成/藤野綾子