障がいを持つ方の活躍機会と、地方の空き家問題へのアプローチの今後に期待
ということで、今回はまだ新興の空き家見守りサービスである「ハウスキャット」に取材を申し込み、その概要をご説明いただいた。
筆者自身も地方在住だが、散歩中に近所を見渡すと、もう何年も人が出入りしていない空き家を目にする機会もかなり増えてきた。
放置された空き家が立ち枯れて、行政が介入して応急措置としてビニールシートで被うというような対応を見ることもまた多い。
時には空き家の所有者自体はいるものの、その管理にあまり熱心でなく、近隣住人が適切な対処を求めるというケースもある。もちろん、そういった所有者にも色々と事情はあるのだろうが。
一方で今回インタビューしたことで、空き家問題については「空き家所有者の意識が低く、管理不在の空き家が多くあります。これらの管理不在の所有者の意識改革が今後、大切になると思われます」という見解を伺うこともできた。
やっぱり空き家を所有していても、家の管理に対してあまり熱心ではないと、管理意識も低くなってしまって、結果的に立派な家屋であっても朽ちるに任せるまま……というケースもあるのだろう。
冒頭でも触れたように、家というのは人が住んで、管理していないと劣化が早くなってしまう。
現在空き家を所有しており、なおかつ「定期的なメンテナンスのために空き家を訪れるのもなかなかしんどい」という方は、ぜひ近隣の空き家管理サービスを利用してみてはいかがだろうか。
文/松本ミゾレ