東京都とスタートアップの拠点が2024年5月に本格指導
2023年11月27日、有楽町駅徒歩1分の好立地にプレオープンしたTokyo Innovation Base。オープン当日に行なわれたキックオフイベントでは800名以上の参加者、海外のベンチャーキャピタルファンドの代表、スタートアップの支援者たち、そして小池百合子東京都知事も出席をした。
小池都知事は、このエコシステムプレイヤーが集うTIBを4つのキーワード――Global/Growth/Collaboration/Connectを強調した。
「(TIBは)Global/Growth/Collaboration/Connectの4つの考えがベースにある。
世界のグローバルなスタートアップの拠点にしたい。東京は大学が集積している。知の集積をスタートアップへの道として生かしていく。そして、大丸有(大手町、丸の内、有楽町)や日本橋、渋谷。いろいろなスタートアップの拠点がある。それぞれ得意な分野があるが、それを集約する場としてTIBで交わってユニコーン企業として育て、大きくし増やしていく拠点になればと思っている」(小池都知事)
キックオフイベントでは英語でスピーチをした小池都知事
本格オープンを前に、半年も先駆けてプレオープンという形をとったのも、2022年11月に発表したスタートアップ戦略から1年という節目で、何かしらのカタチを作りたかったからだろう。日々変化するスタートアップのスピード感に、行政も対応しているというアピールに他ならない。一方で、TIBでは本格始動を前にすでにスタートアップと交流できるイベントが多数開催されているのもまた事実である。
ここから世界に飛び出し、イノベーションを牽引する企業が生まれることに期待したいものだ。
取材・文/峯亮佑