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フォルクスワーゲン「ID.4 Pro」とテスラ「モデルY RWD」ファミリーユースで選ぶならどっち?

2024.02.03

テスラ『モデルY RWD』

テスラ『モデルY RWD』

エンジンルームテスラ『モデルY RWD』

後輪駆動車のフロントボンネット下には、幅35cm、奥行き70cm、高さ30~40cmのラゲージスペースがある。これもEV専用設計の特徴。

運転席と各種装備テスラ『モデルY RWD』

実用性を追求したインパネは目の前にわずかな木目プリントはあるが、色分け、装飾系パーツ、意匠デザインは一切見られない。

シートスペーステスラ『モデルY RWD』

運転席周りはシンプル。変速シフトはコラムの右に備わっているレバーで行なう。R/N/Dの3ポジションとレバー頂部のPのみ。

ラゲージスペーステスラ『モデルY RWD』

後部の荷室はオプションで2名分のシートが備えられるほど広い。さらにその下には深さ約3.6cmのサブトランクが全面に設けられている。

【 ココがポイント!】
すべての操作を大画面液晶で行なうという潔さテスラ『モデルY RWD』

インパネは15インチ液晶パネルのみ。ここで装備を調整したり、メカニカルな設定を変えたりすべての操作を行なう。最新モデルの「モデルS」ではシフトもこの画面で行なうようになった。

【 ココがポイント!】
カードキーでドアの施錠、解錠、運転のすべてを管理テスラ『モデルY RWD』

「モデルY」はカードキーをBピラーにかざしてドアのロックを解除し乗り込む。このカードをセンターコンソールに置くと運転の準備が完了。あとはシフトレバーをDにしてアクセルペダルを踏むだけ。

どちらもファミリーユースで十分使える内容

フォルクスワーゲン『ID.4 Pro』

[運転性能]スタートから100km/hまでの加速は7秒台で、それほど速いわけではない。エントリーモデルの「Lite」のほうが軽快な印象。17点

[居住性]前席の着座位置はやや低めで頭上のスペースは十分。後席も着座位置は低めで広い。足元はフラットで荷室も広い。18点

[装備の充実度]VWの最新、最先端の運転支援システムを標準装備。充電に関してはポルシェ、アウディと共通の施設を利用できる。19点

[デザイン]レザーやデコラティブパネルを採用し、ペダル類も遊び心あるデザイン。テールランプにも細かい模様を施している。19点

[爽快感]「Pro」はトルクが太く、高速走行ではやや気を使う。その点「Lite」は車重も軽く、軽快なハンドリングを楽しめる。18点

[評価点数]91点

テスラ『モデルY RWD』

[運転性能]0→100km/h加速は5秒台。これでもグレードは中位。最速モデルは0→100km/hが3秒。ハンドリングよりスピード制御を重視。18点

[居住性]実用性を重視した設計なのでシートはソファ感覚で座れる。床もフラット。後席のドアウインドウは全開しても1/3程度残る。18点

[装備の充実度]オートパイロットを標準で装備。オーディオ類も充実している。プレミアムインテリアは有料オプションで用意。18点

[デザイン]車両全体のデザインコンセプトは第2弾の「モデルS」から同じ。最近では純白の内装などおしゃれでエコ素材の内装も。18点

[爽快感]軽快感は少ないがハイウエーをクルージングする時の安定感はアメリカ車的。楽しさよりも堅実にクルマを運転する感じ。18点

[評価点数]90点

取材・文/石川真禧照 撮影/望月浩彦

※本記事内に記載されている商品やサービスの価格は2023年11月30日時点のもので変更になる場合があります。ご了承ください。

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