小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

フォルクスワーゲン「ID.4 Pro」とテスラ「モデルY RWD」ファミリーユースで選ぶならどっち?

2024.02.03

フォルクスワーゲン『ID.4 Pro』vs テスラ『モデルY RWD』

日本のマーケットでも、電気自動車(EV)の存在感が少しずつ高まってきた。充電設備も増えつつあり、一充電当たりの航続距離も拡大し、選択肢も広がっている。そこで今回は、欧米を代表する最新のファミリーEVをピックアップ。その実用性を検証した。

 日本の自動車メーカーが足踏みをしている間に、海外メーカーは電気自動車(EV)のニューモデルを次々投入し、日本市場を攻略しようとしている。EVが市場に出回り始めた時代は、一充電当たりの航続距離が300km以下のファミリーカーか、500km以上走行可能な大型のラグジュアリーカーに二分されていた。

 しかしバッテリー技術の進化やユーザーの増加とともに、自動車メーカーも様々な形のEVを商品化するようになった。今回は、ファミリーカーとして人気の最新EV2台を紹介する。

 EV専門メーカーとして、テスラが創業したのは2009年。第1号はロータスベースの2シーターオープンスポーツだった。その後、5ドアセダンや大型SUVを生産し、今回紹介する「モデルY」は5番目の製品となる。テスラは「クルマ造りで」というより「販売したEVが自動車業界の主役になる」ことで、二酸化炭素排出を減らすことができると考えている。だからクルマ造りに対する考え方も既存のメーカーとは大きく異なる。

 例えば、マイナーチェンジの大半が、すでに販売したクルマに対してもPCから実施できるようにしている。また、以前購入したクルマも常にアップデートできるようになっており、ディーラーの収益性などは考えられていない。クルマそのものも趣味性などは考えず、実用性だけを追求している。要はPCやスマホに近い感覚で製品化を進めているのだ。

 それは装備を見てもよくわかる。最新のテスラ車はインパネ中央の画面が大きくなっており、例えば「タイプS」は17インチの大きな画面で、ほとんどすべての操作を行なう。前進も後退も画面をタッチして操作する。「モデルY」も近い将来、モニターが大画面化するだろう。

 一方、フォルクスワーゲン(以下、VW)はドイツの老舗ブランド。国民車を造ることを命題に1936年に創業し「ビートル」「ゴルフ」といったベストセラーカーを企画、開発してきた。VWがEVを製造するに当たって考えたのは、コミューターでもなく高級SUVでもなく、やはり大衆車だった。つまり、このクルマ1台で、日常の足からロングツーリングまでをこなせるファミリーのためのEVが求められるようになると。これがVWにおけるEV開発の大命題なのだ。思想も性格も異なるEV、あなたならどっちを選ぶ?

VWが本気で造った、人にもやさしい電気自動車

フォルクスワーゲン『ID.4 Pro』

Specification
■全長×全幅×全高:4585×1850×1640mm
■ホイールベース:2770mm
■車両重量:2140kg
■総電力量:77.0kWh
■モーター形式:EBJ
■最高出力:204PS/4621〜8000rpm
■最大トルク:310Nm/0〜4621rpm
■変速機:1段固定式
■一充電走行可能距離:618km
■車両本体価格:648万8000円

フォルクスワーゲン『ID.4 Pro』EVになっても「ゴルフ」ファミリーに似たフロントデザインを受け継いでいる。ライトユニットは全グレードでLEDを採用。撮影車はマトリックスLEDを装備したIQ Lightを標準装備した。

フォルクスワーゲン『ID.4 Pro』ボディー側面は「ID」ファミリーに共通するクリーンで力強いデザインをSUVに当てはめている。リアに向かってシャープなラインを描くボディーの形状に加え、大型ルーフスポイラーも効果的。

フォルクスワーゲン『ID.4 Pro』リアウインドウは大型ルーフスポイラー付き。高い位置にデザインされたテールライトクラスター、リアエンド下部に設けられたディフューザーなどの効果でcd値は0.28を記録。

室内もトランクも広々としたファミリーEV

テスラ『モデルY RWD』

Specification
■全長×全幅×全高:4750×1920×1623mm
■ホイールベース:2891mm
■車両重量:1980kg
■総電力量:75.0kWh
■モーター形式:AC永久磁石同期モーター
■最高出力:前220PS/後300PS
■最大トルク:前240Nm/後300Nm
■変速機:単速
■一充電走行可能距離:605km
■車両本体価格:619万円

テスラ『モデルY RWD』フロントエンドからフロントウインドウ、ルーフ、さらにテールにかけてのスムーズな曲線と若干、反りかえったテールエンドのデザインはすべて空力低減のため。高剛性の構造は五つ星評価。

テスラ『モデルY RWD』全長はID-4より165mm、ホイールベースは約120mm長く、全高は約20mm低く、全幅は70mm広いというテスラのプロポーション。ボディーは大きいのだが、重量はテスラのほうが160kgも軽い。

テスラ『モデルY RWD』テスラのリアウインドウも天地の高さが薄いのでルームミラーを通しての後方視界は限られるが、車外カメラによる360度ビューがあるので、ルームミラーの不便さは相殺されているのだろう。

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年4月16日(火) 発売

DIME最新号は「名探偵コナン」特集!進化を続ける人気作品の魅力、制作の舞台裏まで徹底取材!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。