【AJの読み】NTTソノリティの音響技術と現場DXの切り札として注目のBONXによる新サービス
昨年、コンシューマー向けの音響ブランド「nwm(ヌーム)」を立ち上げ、音響業界に参入したNTTソノリティが、急成長している法人向けのトランシーバーアプリ市場に参入した。
同社としては初のサービス事業となるが、革新的なデスクレスワーカー向けコミュニケーションプラットフォームを展開してきたBONXと組んで、両者の強みを活かしたサービスをスタート。成長率が高いトランシーバーアプリ市場で、4000万人のデスクレスワーカーの数%を取りたいと意気込む。
多くの機械を使う工場内や建設現場といった騒音下でも、大声を張り上げなくても声が届き、スタッフたちが秒単位で動く医療、介護といった、スマートフォンを使ってもタイムラグが生じてコミュニケーションに阻害する現場では、リアルタイムに声を伝達することで、タイムパフォーマンスに結びつく。
発表会も専用イヤホンとアプリを使ったデモンストレーションや質疑応答が行われたが、イヤホン操作だけで簡単に話者の切り替えができ、耳をふさがないイヤホンでありながら、音声はクリアに聞こえる。
サービスローンチに伴い、2024年4月1日~2024年9月30日まで、「ゼロからはじめるNTTの現場DX 実質0円キャッシュバックキャンペーン」も実施。詳細はキャンペーン専用ページを参照。
文/阿部純子