DIME MAGAZINE
■新社会人は「週休3日制度」で働き方の自由度を意識！コロナからの思い出づくりのリベンジも
新社会人のランキングからは、働き方や稼ぎ方にも自由を求めている傾向が見られ、「週休3日制度」・「副業・複業」・「投資信託」などが上位にランクインするなど、自分の働き方・稼ぎ方について強く意識されているようだ。
昨今の新卒採用における売り手市場の世相を反映し、自分にとってどう働くのがベストなのかを早い段階から考え始めていることが分かる。
また、コロナ禍で学生時代に外出自粛を強いられた影響から、「野外音楽フェスティバル参戦」や「海外旅行」など、友人とアクティブに交流出来る活動に対して注目が集まり、これまで制限されていた思い出作りの場を求めているのかもしれない。
■30代は食事にもサステナブルを意識。また「投資信託」など資産形成への関心も高い
30代は、10代・20代と比較し、自分磨き、自己投資に時間を割きながらも将来を見据えはじめている様子がうかがえる。
「ホワイトニング」・「トレーニング」・「ウォーキング・ランニング」など、自分を高める項目は30代も関心が高い。
あわせて「料理」や「規格外食品の購入」がランクインしているのは、自らの口に運ぶもの、体を作る食べ物に対しても意識が向き始めたものと考えられる。
「副業・複業」が「投資信託」と共にランクインしているのは、ライフイベントの増加に伴って、資産形成など将来を見据えた行動が選択肢に入っている影響だろう。
■新米パパ・ママたちの関心は、「家族・子どもと、どう過ごすか」
新米パパ・ママのランキングは、家庭を持ったことにより、同年代の20代・30代のランキングと比べ、「家族、子どもと、どう過ごすか」という意識がランキング項目に顕著に表れていた。
プチ贅沢のための「お取り寄せグルメ」や、家にいながら掘り出し物を見つける「フリマアプリ・オークション」など、おうちの中で楽しむことができる活動が上位にランクイン。
一方、コロナによる自粛が明けたことにより、積極的に外へ出て家族と過ごす「旅育」や「キャンプ」などのイベントを求めていることがうかがえる。
■40代は、「FIRE」・「投資信託」など、トップ10のうち半数が働き方・稼ぎ方に関する項目
40代はどう働き、どう稼ぐか、どのように生活するかに意識を向けていた。「FIRE」・「週休3日制度」・「副業・複業」・「投資信託」など、働き方・稼ぎ方に関する項目が多くランクインしている。
若い世代で上位だったアウトドアの趣味や活動に関する選択肢がやや順位を下げ、お金と働き方という生活基盤についての選択肢が増えていることからも、堅実に資産を増やしながら自分がどのように時間を使うか、ひいてはこれから先どのように生活するかを考える年代なのだということがうかがえる。
■50代では「海外旅行」・「美術館・企画展」など、余暇時間を充実させるための項目が上位に
50代は余暇と健康に重きを置いているようだ。30代・40代ではランク外の「海外旅行」が上位にランクインし、「美術館・企画展」が新たにランクインしていることから、余暇の過ごし方に関心が強いように思われる。
また、40代まで上位の「副業・複業」はランクを下げ、「週休3日制度」は高いランキングを維持していることから、ワークライフバランスを大切にし、稼ぎ方よりも時間の過ごし方を重視しているようだ。
「ウォーキング・ランニング」・「規格外食品の購入」などのランキングが高いことからも人生の折り返し地点において「健康・体づくり」への意識が高まっている様子がうかがえる。
■60代は「ローリングストック」・「防災アプリ」といった万が一の備えに対する意識が最も高い
60代は、全世代のなかで防災に対する意識が最も高く、備蓄用の食品を賞味期限が切れる前に消費し都度、買い足す「ローリングストック」や「防災アプリ」など、万が一の時のために日頃から準備しておく意識を持っていることがわかる。
また、「規格外食品の購入」 が全世代のなかで最も高い2位にランクインしたほか、「キッチン菜園・ガーデニング」もランクインしていることから、自分で食べるものを自分で選んだり育てること、それを継続することに意識を向けていることがわかる。
「ウォーキング・ランニング」・「トレーニング」など、健康維持のための体づくりも、50代から引き続いて高い意識がみられた。
調査概要
調査名： ＼はじめたいこと見つけよう！／2024年 はじめたいことRANKING
調査対象：10代～60代
対象エリア：全国
調査委託先：電通マクロミルインサイト
有効回答数：2,000名
調査主体：アコム株式会社
関連情報
https://acom-hajimetaikoto.com/
構成／Ara
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