目次
年が明けると新しいことをはじめたくなるもの。スキルを身に着ける自分磨きや、健康増進、美容、余暇の充実化など色々と思い浮かぶが、年代ごとではどのような傾向が見られるのだろうか。
アコムは2021年11月より、「誰もがやりたいことに挑戦できる社会を応援する」ために「はじめたいこと、はじめよう!プロジェクト」を始動。
活動のなかで「はじめたいこと」を毎年調査し、“はじめたいことRANKING”として発表しており、今年も全国の10代~60代の2,000名に対して調査を行ったので、結果をお伝えしよう。
2024年は自分磨きに時間や手間をかける美容・ヘルスケアジャンルが上位にランクイン
昨年に引き続き「ポイ活」が2年連続のトップに輝いた。
コロナ禍における自粛期から急速に広まったキャッシュレス決済との親和性から、日々の生活を送る中で少しずつでも節約できるお得感があるということで、年代を問わず高い順位を得ており、10代~50代の各年代で1位となった(60代は3位)。
また「週休3日制度」(総合2位)や「副業・複業」(総合5位)も引き続き高い順位となっており、在宅勤務・リモートワークの次に拡大が期待される新たな働き方に引き続き注目が集まっているようだ。
一方で「ウォーキング・ランニング」(総合3位)・「トレーニング」(総合7位)など、昨今の筋トレブームに後押しされ、運動・ボディメイクに関する項目が上位にランクイン。
「ホワイトニング」(総合4位)など自分をより良く見せる項目も新たに登場したことから、自粛を気にせず外に出て自分を高めることができるようになったことが結果に現れていた。
また、「規格外食品の購入」(総合10位)という、自分で口にするものを自分で選びながら環境にも配慮するというサステナブルなライフスタイルにも注目が集まっているようだ。
■10代は自身の行動範囲や可能性を外へと広げる活動に注目。昨年に続き美意識が高い傾向
コロナ禍が明け、行動を制限されることがなくなったためか、「運転免許取得」や「海外旅行」、「語学系資格」など自らの行動範囲や可能性を外へと大きく広げる活動に対して高い関心を持っていることが分かる。
また、「ホワイトニング」・「パーソナルカラー診断・骨格診断」・「肌治療」・「ウォーキング・ランニング」などもランクインし、自らをより良く、美しく見せるためにお金や時間を使う高い美意識があることがうかがえた。
■新成人も自分磨きを惜しまず。社会に出ることを見据え、資格取得にもより積極的
新成人となる18歳のランキングでは、上位項目は10代全体と同一であったが、「ウォーキング・ランニング」 「語学系資格」といった、自分の価値を高める活動がより上位にランクインするなどの傾向が見られた。
自己啓発活動に金額の大小や時間の長さを問わず自己投資をすることがわかる結果となっており、社会に出てからの活躍の場、行動の範囲を広げられるよう備えている様子がうかがえる。
■20代は「美容」、「働き方」、「余暇の過ごし方」など多方面に意識が高い傾向
20代のランキングからは、自分の時間の使い方に意識を向けながら自らをより良く見せるための活動を怠らない様子が見てとれる。
「ホワイトニング」・「トレーニング」・「ウォーキング・ランニング」など、身だしなみを整える活動が多くランクインしており、コロナ禍が明け、社会人として人前に立つ機会が増えたことが影響しているのかもしれない。
仕事面では、「副業・複業」・「週休3日制度」など新たな勤務形態への意識が高い傾向が見られる。さらに、「お取り寄せグルメ」・「サウナ・銭湯」など、余暇についても関心が高く、自分の時間を大切にすることも忘れていないようだ。