小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

事業に創造的破壊をもたらす要因「テクノロジー」が2022年の6位から1位に上昇、アクセンチュア最新調査

2024.01.22

経営幹部の88%が2024年はさらに変化のスピードが加速すると予想

アクセンチュア(NYSE:ACN)が発表した「Pulse of Change: 2024 Index」によると、経営幹部は2023年にかつてないほどのスピードの変化に直面し、2024年にはさらにそれが加速すると予測している。

調査で公開された指数(インデックス)は、テクノロジー、人材、経済、世界情勢、気候、消費者と社会という事業に影響を及ぼす6つの変化要因について、労働生産性やIT支出などの指標を用いてランク付けされている。

また、6つの変化要因に関する分析に加え、この調査では3400人以上の経営幹部を対象に、これらの要因が企業に与える影響とその対応の準備に関する調査と比較している。

本稿では、その内容を一部抜粋してお伝えしていく。

今回公開された指数では、生成AIの進化により、事業に創造的破壊をもたらす要因として「テクノロジー」が2022年の6位から1位に上昇し、2023年にその数値が最も増加した。また、経営幹部に対する調査でも、「テクノロジー」が変化要因の1位に挙げられている。

■経営幹部の42%がスキル不足は変化に対応する能力を阻害する課題の一つ

また、本指数における事業への変化要因(スキル不足や従業員エンゲージメントの欠如などの問題を含む)の次点は、「人材」だった。

一方、経営幹部に対する調査では、「人材」は4 位となっている。

しかし、経営幹部の42%が、スキル不足は変化に対応する能力を阻害する課題の一つであると回答しており、企業にとって人材戦略が最優先事項であることを裏付けている。

上位6項目の変化要因において、その変化の度合いは2019年以降に急上昇しており、過去4年間では183%に達し、過去1年間では33%だった。

アクセンチュア ストラテジー&コンサルティングのグループ・チーフ・エグゼクティブを務めるジャック・アザグリー(Jack Azagury)氏は、今回の結果について次のように述べている。

「ここ数年で変化の度合いは急速に高まっており、企業活動の構造的な変革が求められています。変化と革新的イノベーションの最も重要な要因であるテクノロジーは、この構造変化の鍵でもあります。今後10年で成功する企業は、生成AIの活用など、テクノロジー、データ、AIを活用して継続的に企業を再創造する戦略を採用し、従業員を変革の中心に据える企業です」

経営幹部に対する調査によって、今後1年間で急速な変化が経営幹部に広範な影響を与える可能性があることが明らかになった。

•経営幹部の88%が、2024年にはさらに変化のスピードが加速すると予想
•回答者の60%が変化をチャンスと捉え、68%は2024年に増収を見込んでいる
•楽観的な見方の一方で、回答者の52%は2024年の事業環境で直面するであろう変化に対応する準備が十分でないと回答

■責任ある使用に留意しつつ、テクノロジーによる創造的破壊をチャンスと捉える経営幹部

経営幹部の61%は、2024年にはテクノロジーによる創造的破壊のペースがさらに加速すると予想しており、76%は生成AIを脅威よりもチャンスと捉え、コスト削減よりも収益拡大に有益であると考えている。

しかし、回答者の47%は、加速するテクノロジーの変化への備えが十分でないと答えており、72%は、責任あるAI活用に関する社会的懸念から、より慎重な投資を行なっている。

関連情報
https://newsroom.accenture.jp/jp/news/2024/release-20240118

構成/清水眞希

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年5月16日(木) 発売

新NISAで狙え!DIME最新号は「急成長企業55」、次のNVIDIAはどこだ!?

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。