小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

年々増加するセックスレス夫婦、分岐点は30代?

2024.01.21

セックスレス解消は30代がカギ?

30代から40代にかけて「5年以上なし」のレス当事者が、男性では約4倍、女性では約3倍に急拡大している。これは30代で「3年以上なし」「1年以上なし」がほとんどそのまま移行していると考えられる。

30代といえば多くの場合、子どもがある程度、成長して小学生くらいになる時期だ。子育てにも少し余裕が生まれる頃だが、この時期にセックスを再開できない夫婦が多いため、全体のセックスレス割合を押し上げているのかもしれない。

第2報で紹介した通り、結婚早期から多くのカップルがレス傾向にあるため、そもそも夫婦の在り方、夫婦の性の在り方を再考する必要はあるが、セックスレスを解消したいなら30代での対策が重要になるだろう。

一般的には、屋外で2人きりのデート日を設ける、家事・育児の分担をさらにすすめる、話し合う、寝室の環境を変えるなどが効果的とされている。

夫と妻のどちらが拒否しているのか

夫婦間のセックスレスのイメージは「一方はしたいと思っているが片方が応じない」というものだろう。

男性・女性別に「どちらが拒否しているのか」を聞いたところ、男性側・女性側ともに「夫よりも妻が拒否している」という認識であった。しかし、最も多い回答は「どちらでもない」で男女ともに60%以上を占めていた。

つまり、どちらかが明確に拒否をした訳ではなく自然にセックスレスになっているという状態が大半のようだ。

性に対して淡泊になっている(草食化傾向)、代替手段が多くある(婚外パートナー・アダルトコンテンツ・性産業)、性について夫婦で話し合える関係にない(関係性の浅薄化、繊細性、衝突を避ける傾向など)などの理由が考えられるが、今後の調査課題になりそうだ。

男性の結果を年代別にみると「どちらでもない」が最も多く、次に「妻が拒否」で、「自分(夫)が拒否」は最も少ないという構造は変わらないが、20代で「自分(夫)が拒否」の割合が2割に上る。

婚外恋愛に関するアンケート調査ではあるが、女性は体の関係に「性欲の解消」よりも「心の繋がり・癒し」を求める。20代は出産などを経て夫婦関係が変化する時期だ。

そのため、夫の愛情を確認しよう、再び夫との関係を再構築しようとしてセックスを求める妻を、夫が拒否するというケースが考えられる。

また、20代男性はまだ仕事に慣れず、若手として様々な仕事を振られるなどで余裕がない時期でもあるだろう。仕事で疲れてしまって家ではぐったりし、「とても妻を抱く気になれない」という男性も多いと思われる。

続いて、女性の結果を年代別にみると、どの年齢層でも「自分(妻)が拒否」が約3割で固定していた。「夫に抱かれたくないと断固拒否している人が3割」ということだろうか。

まとめ

今回の調査では、レス当事者の多くが1年以上レスの続く「長期レス」であることが分かった。長期レスは30代で過半数となり、40代になるとそのうち「5年以上のレス」が急拡大している。レス解消には30代がターニングポイントになりそうだ。

また、レスは夫・妻のどちらかが拒否することで起こるよりも、大半のケースは「何となく自然に発生している」ことが分かった。過去のセックスレス調査では判明しなかった新しい事実だと考えられる。

調査概要
調査タイトル:夫婦のセックスレスに関する実態調査 第3報
調査期間:2023年10月30日~12月18日
調査対象者:20~59歳の既婚男女635人(男性320人、女性315人)
※第1報の回答者4,000人のうち「完全レス」と回答した人から無作為に635人を抽出
調査方法:インターネット(セルフ型アンケートツールFreeasyを利用)
エリア:全国
調査機関:レゾンデートル株式会社
本報告の発表日:2023年12月27日

関連情報
https://raisondetre-inc.co.jp/

構成/Ara

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年9月13日(金) 発売

DIME最新号は「AIスマホ Copilot+ PC 完全攻略ガイド」!SKY-HI、パリ五輪代表Shigekixも登場!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。