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次世代の旅行者が求める「その土地ならではの没入型体験」をホテルはどう提供すべきか?

2024.01.21

アフタヌーンティーは試す価値アリ

ホテルインディゴは東京渋谷を含め、国内で4か所のホテルを展開しているが、これらはすべて、その土地の「ネイバーフッドストーリー」を提案するライフスタイル・ブティックホテルを自称している。形式、伝統に縛られず、その土地ならではの文化や歴史を柔軟で自由に、その人らしく、ホテルでも楽しんで欲しいというホテル側の願いが込められている。

特にGallery 11のアフタヌーンティーではホテルインディゴ東京渋谷がまさにライフスタイル・ブティックホテルだと実感できるはず。イギリス式のアフタヌーンティーは重ねたお皿にたくさんのデザートが提供されるが、一見しただけでここが渋谷だとわかる仕掛けが施されている。

デザートはスケートボードに乗ってやってくる。伝統的なアフタヌーンティーのスコーンやキュウリのサンドイッチから自由に発想を飛ばしたデザート類は、一つ一つにこだわりが感じられる。

和の食材や味を取り入れ、セイボリー(甘くないお菓子)では食べてびっくりの餃子が登場する。ベーコンといくらのコロッケからは、遠くに爽やかなワサビが鼻から抜ける。スモークサーモンとほうれん草のカネロニ バーニャカウダーはイタリア風味なのだが、なぜか東京がアジア有数の大都市であることを認識させてくれる味となっていた。

自由で柔軟な一方で、提供されるサービスや商品の質には徹底してこだわっている。特にアフタヌーンティーでは、お菓子よりも肝心の紅茶にがっかりさせられることが多いが、BREW TEA(ブリューティー)は紅茶に毛茸(もうじ=紅茶の産毛のこと)が浮く最高級の新茶だった。香りも水色も完璧で、色と味を長く楽しむための二重保温ガラスで提供される。コーヒーはONIBUSのスペシャルティコーヒーで、ホテル独自の焙煎の豆を使用した最高級品となっている。

2月29日まではイチゴがテーマだが、季節ごとに少しずつ内容や味が変化する。ホテルに宿泊しなくても、渋谷を楽しめるので、ぜひ試してみて欲しい。伝統や格式から上手に脱却した、自由で軽やかな渋谷らしいと、食べる人が感動するアフタヌーンティーである。

個性と色が混在し変化するジャングルシティ、渋谷。渋谷の町自体をもっと深く堪能するために、ホテルに宿泊する、そんな新しく自由な旅が、このホテルにはあった。海外や地方からの旅行者だけでなく、都心に住む人だからこそ体験して欲しい。今年はホテルインディゴ長崎グラバーストリートが開業予定で、こちらも独自のネイバーフット体験を提案してくれるはず。

ホテルインディゴ東京渋谷
〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂2丁目25−12
電話: 03-6712-7470

Gallery 11(ギャラリーイレブン)
電話:03-6712-7475 (10:30-21:30)

Shibrewya(しぶるや)

文/柿川鮎子

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