2024年1月から新NISAがはじまり、インデックス投資の人気がさらに広く認知されるようになりました。特にS&P500やオルカン(全世界株式)は人気があり、長期投資に向いていると筆者も思います。
しかし、分散投資という観点から考えた場合、他の投資信託やETFを組み入れたいと考える方も一定数いるのではないでしょうか。
たとえば、S&P500は米国株に投資をしますが、オルカンも全体の約60%が米国株であり、リスクヘッジをするためにも、意図的に米国以外の他の投資先を検討している方もいるでしょう。
そこで今回は「インデックス投資の究極の組み合わせ方」について考えていきたいと思います。
S&P500とオルカンが人気の理由
筆者の考えでは、あくまでポートフォリオのメインはS&P500とオルカンで良いと思います。
なぜなら米国は先進国のなかでも人口増加を続ける国であり、次世代技術の多くの分野で他国をリードしています。また世界中の才能が米国に集まることから今後10年、20年先の資本主義世界においても覇権国は米国である確率が最も高いです。
そのため、より安全に資産の最大化を目指すのであればS&P500への投資は有効な手段といえるでしょう。
また、オルカンもオススメです。なぜなら世界経済は今後も成長を続けるため、世界全体に投資をすることで各国の経済成長の恩恵を受けることが可能だからです。
とはいえ、オルカンの中身の約40%は米国株です。
そのため、S&P500とオルカンの併用の場合、米国株に比重が偏るため、分散投資という観点から見た場合、効果が薄れてしまいます。
もちろん、どちらも優良な投資先のひとつであり、資産形成・資産運用をする際に活用できるはずです。
仮に投資に興味がなく、ほったらかし投資をする場合はどちらか1本をコツコツ積み立てしながら運用する方法がシンプルで良いと思います。
とはいえ、資産運用をするなかで投資に興味を持った場合、さまざまな投資先を検討する方も一定数いるはずです。
次の項目では、S$P500やオルカンと組み合わせを検討する具体的な投資先について解説していきます。