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日本ならではの試食文化で世界を目指す「試食専門店」の可能性

2024.01.18

浅草という観光地から〈新たな日本〉を世界に発信したい

実は、無料で試食できる消費者体験型ストアは2021年、代官山に誕生している。

1店舗目となった「メグダイ 代官山本店」は浅草店と業務提携という形をとっているが、運営会社は異なり、店頭に並ぶ商品もそれぞれが独自に選んだ逸品だ。

小嶋代表が2店舗目に相応しい場所として選んだのが日本屈指の観光地・浅草だった。そこにはこんな理由がある。

「日本発の素晴らしい商品を世界に発信していきたいとずっと思っていたので浅草を選びました。インバウンド向けはもちろん、日本人観光客も多いため幅広い方に日本の魅力をお伝えできると思ったんです」

以前、小嶋代表が知り合いの農家さんと共に事業をやっていた際、目の当たりにしたのは高齢化による農家の苦労と農業の衰退する姿。『日本の農業』、『日本のものづくり』を守っていきたいと強く感じたという。さらに、

「一人で海外を旅したときに、とにかく食事が合わず日本食の魅力を改めて感じたんです。日本の食文化はもっともっと世界に誇っていいものだと思い、なんとか力になりたかったんです」

こうした始まった日本の試食文化をコンセプトにした新しいスタイルの専門店。

基本的に各メーカーからは販売手数料は貰わず、事前の出展料のみを頂戴しているという。展示会におけるブース費用みたいなシステムだ。

「手数料をとるシステムにすると目先の利益を考えて高級品ばかり置きたくなると思ったんです。商品の本当の魅力を伝えるためには偏りが出ないよう、出展料の形にさせていただきました」

そして、ずっと聞きたかった質問も失礼を承知で投げかけてみた。

――正直、「無料」って…怪しいですよね?

「仰る通り、そう言われることもありますし、システムが分かりづらいと指摘されることもあります。そのため、常に店前にスタッフが立って気になったお客様には説明させていただいてます」

「ただ、普段見たことのない商品を試して納得して買ってもらえる点が試食専門店の大きなメリットだと思っています。そこそこお値段の張るお買い物でイメージと違ったり失敗するのはツラいですよね。試食は裏切りません、その場で好き嫌いが分かるので。なので気軽に遊び感覚で来てもらえたら嬉しいです」

取材協力
株式会社ジャポリス
試食BARアサクサ @shishokubar_asakusa
試食専門家メグダイ ECサイト
※こちらから代官山店、浅草店の商品を購入できます

文/太田ポーシャ

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