1994年に誕生した国産乗用ミニバン、ファミリーミニバンのパイオニア的存在だったのがホンダ・オデッセイ。1~4代目まではリヤヒンジ式ドアを採用し、とくに2代目で加わったアブソルート、3~4代目の低重心低全高パッケージを纏ったアブソルートは、今でも語り継がれる”走り好き”にも好評のスポーティミニバンというキャラクターの持ち主だった。
惜しまれつつも2021年6月に生産終了、内外からの復活を望む声に応えてついに復活
そして5代目はついにリヤスライドドアを採用しつつも、比較的低重心で走りにもこだわった、ライバルメーカーのミニバン開発陣に「ミニバンの皮をかぶったスポーティーカー」と称されたホンダらしい硬派な走りを優先したミニバンだったのだ。初期型のファミリーミニバンとして硬すぎる乗り心地もその証と言えたかもしれない。
しかし、その後、ステップワゴンなどに代表されるボックス型ミニバンが台頭。2021年6月には生産していた狭山工場の閉鎖とともに日本仕様の生産終了が決定し、2021年12月24日に生産終了。2022年9月には在庫が完売し、オデッセイの28年もの長い冒険旅行(オデッセイの意味)に終止符が打たれたのである。2代目アブソルートV6を最後まで気にいったまま10年間乗り続けた筆者も一抹の寂しさを感じたものだ。
が、それだけの長い歴史を持ち、ファンも多かったオデッセイだけに、内外から復活を望む声も多かったらしい。そこでホンダはオデッセイの復活を画策。その答えは、継続して売られていた中国の広汽本田汽車で生産される5代目一部改良モデルの日本導入、再登場である。2023年12月8日に発売されたオデッセイは全長4860×全幅1820×全高1695mmの基本ボディ、ホイールベース2900mmのプラットフォーム、パワートレーン、パッケージなどは基本的に日本仕様の5代目を継承。とはいえ、日本仕様の5代目からすれば、しっかりと改良が行われた最新モデルとなっている。
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