冷蔵庫の「切れちゃう瞬冷凍AI」と「レンジグリルIH」のレングリ機能で時短調理
Nadia Artistで三菱家電アンバサダーの西岡麻央さんは、三菱冷蔵庫のAIが自動制御する「切れちゃう瞬冷凍A.I.」(以下、瞬冷凍)の機能と、電子レンジを搭載したIHクッキングヒーター「レンジグリルIH」の「レンジグリル加熱(レングリ)」機能を活かしたリレー調理で「鶏と野菜のゴロっとグラタン」を披露。
「お肉、お魚はパックごと冷凍してしまうとカチカチに固まってしまって一切れずつ取れなくなったりしますが、瞬冷凍なら一枚ずつしっかりとはがすことができます。特売で多めに買ったお肉でも、小分けにしてラップや保存袋に入れずに、そのままパックで冷凍できるのでとても便利です。
生の鶏肉を切るとグニュッとしてしまって、なかなかうまく切れなかったりしますが、瞬冷凍なら調理の際に凍ったまま取り出し、一口大に切るときもびっくりするほどサクサクと切れます。2~3週間は新鮮な状態を保つことができるので、たっぷり保管できるのもうれしいですね」(西岡さん)
ブロッコリー、かぼちゃ、玉ねぎの薄切り、しめじといった野菜類もカットしたり、バラバラな状態で冷凍できるのも瞬冷凍の特徴。必要な分だけ使うことができるので、食品ロス削減にもつながり、今回のレシピように包丁を使うのは鶏肉だけで、後は材料を入れて加熱すればできあがるので時短調理にも最適。
レンジ加熱とグリル加熱を同時にできるのがレングリ機能。今回はフライパンで具材を炒めソースを煮詰めてから、レングリでの仕上げへ。
「レンジ機能は短い時間で中までしっかり熱を入れますが、そこにグリル機能が加わったレングリは、外側をパリッとさせて、短い時間で本格的に仕上げてくれます。今回は煮詰めたものをレングリ調理で最終的に仕上げますが、パスタや大きい野菜も下茹でせずにそのまま投入します。
このレシピを作るときに、最初は野菜を電子レンジで加熱して、パスタも茹でてから入れていましたが、レングリ機能に頼ってみようと、全部生の状態で入れてみたら、美味しくできました。かぼちゃなどのかたい野菜もパスタもとても良い食感に仕上がります。
料理するときって電子レンジに行って冷蔵庫に行って調味料を取ってと、いろいろなところを行き来することが多いですが、瞬冷凍とレングリを組み合わせれば、動線を短くすることができ、時短にも繋がるので、普段、慌ただしく料理をしなくちゃいけない平日などは本当にありがたいと感じます」(西岡さん)
【AJの読み】冷凍機能の充実や整理整頓に着目した使い勝手の良い冷蔵庫
筆者宅の冷蔵庫も12年が経過し買い替えを検討しているが、選ぶ基準として「冷凍機能が充実」「野菜室が真ん中ある」を重視している。冷凍、野菜のどちらも使う頻度が高いので、どちらが真ん中にあるかは個人によって好みが異なるが、新商品の「MZシリーズ」「MDシリーズ」はすべて野菜室が真ん中にあるタイプ。
ユーザーのニーズの高い冷凍機能については各メーカーでしのぎを削っているが、三菱電機はAIが使い方を予測し、扉の開閉に合わせて自動で行う「切れちゃう瞬冷凍A.I.」が特徴。三菱電機独自の全室独立構造により、通常の冷凍室とは別の温度帯で冷凍できる瞬冷凍室は、約-7℃で凍らせて、最大3種間まで保存が可能。サクッと切れて、サクッとはがせるので、パックに入ったまま冷凍可能で、解凍や小分けが不要な点はメリット大きい。
魚や肉だけでなく、野菜もそのままで冷凍できる。しめじのパックで一般の冷凍と瞬冷凍で冷凍したものを比較すると、解凍後の状態が全く異なっており、瞬冷凍の方(画像右)は冷凍前の状態と同様に戻っている。
切った野菜、市販のカット野菜も冷凍できて、サクッとほぐせるのでそのまま調理が可能。ミートソースやクリームソースなどはスプーンですくえるので使う分だけ取るのも簡単だ。
気持ちよいほどぴたりと収まる「思うまま整理セット」もポイントが高い。横並びやスタッキングもできそうで整理するにはもってこいだが、惜しむらくはセットの別売がないということ。今後ユーザーの声によって別売も検討するとのことだが、整理セットのケースを複数欲しいと思うユーザーは多いと思われるので、今後の対応に期待したい。
文/阿部純子